| 胎生期 | 受精後の約38週。卵体期(0~2週)胎芽期(3~8週)胎児期(9週~出生まで) |
| 乳児期 | 誕生から1歳半ごろまでを指す。養育者の全面的な世話を必要とし、そのやり取りの中で基本的信頼を獲得する。(言語、発語と二足歩行が見られるようになる) |
| 幼児期 | 1歳半ごろから6歳ごろまでをさす。養育者による世話や遊びを通して、言語や思考、情緒、社会性、運動能力が発達する。基本的生活習慣が確立、身辺自立 |
| 児童期 | 6歳ごろから12歳ごろまでをさす。社会化個性化、客観的論理的思考学習面でつまずきを経験する子もいる。 |
| 青年期 | 12歳ごろから20歳ごろ(30歳ごろまでとする説もある)第二次性徴により性的な成熟が進む時期を特に思春期と呼ぶ。学校や職場における様々な体験を通して、自分にふさわしい職業や役割を模索し、社会に出る準備をする。また、実際に社会に出てからも模索を続ける。 |
| 成人初期 | 20代から30代半ばくらいまでを指す。社会人となり就職や結婚、出産や育児、転職といったライフイベントを経験し、自分なりのライフスタイルを確立。 |
| 成人期 | 30代半ばから60代初めくらいまでを指す。生活が比較的安定する一方、仕事や家庭での責任がまし、次世代を育成することが課題になる。体力や気力の衰え、職業上の限界、子供の巣立ちや親の介護なども体験し、それまでのライフスタイルを軌道修正することが必要になってくる。 |
| 老年期 | 職業から引退し、時間的な余裕ができる一方、老いや病気親しい人との別れに直面する機会が増える。ただし、喪失ばかりでなく獲得的変化(知能や情緒面)も見られる。自分の人生を振り返り、意味付けしながら、死に向けて準備をする時期。 |
| 人物名 | 出身国 | 年代 | 研究等 |
|---|---|---|---|
| ド・ソシュール | スイス | 1857-1913 | 統合関係対連合関係 |
| ノーム・チョムスキー | アメリカ | 1928- | 生成文法 |
| ピエール・ポール・ブローカ | フランス | 1824-1880 | 失語症研究、ブローカ野 |
| カール・ウェルニッケ | ドイツ | 1848-1905 | 失語症研究、ウェルニッケ野 |
| ヘルマン・エビングハウス | ドイツ | 1850-1909 | エビングハウスの忘却曲線 |
| ドナルド・O・ヘッブ | カナダ | 1904-1985 | 1949年出版「行動の機構」ヘッブ則、細胞集成体、位相連鎖。 |
| ジョン・ケイド | John Frederick Joseph Cade | 1949年、リチウム塩の躁病などへの作用を報告 | |
| ジャン・ドレー | Jean Delay | クロルプロマジンが患者を静穏化し無関心状態にするという精神科治療への利用を報告した | |
| ヨーハン・アーダム・クルムス | ドイツ | 1689/03/23~1745/05/30 | ターヘル・アナトミア(1732年) |
| アンドレアス・ヴェサリウス | ブリュッセル | 1514/12/31~1564/10/15 | ファブリカ(1543年) |
| 用語名 | 英名 | 意味 |
|---|---|---|
| 学習 | learning | |
| 行動変容 | behavior modification | |
| 過程 | process | |
| 結果 | result | |
| 言語獲得(習得) | language acquisition | |
| 構造 | structure | |
| 機能 | function | |
| 言語行動 | verbal behavior | |
| 言語学習 | verbal learning | |
| 心理言語学 | psycholinguistics | |
| 認知心理学 | cognitive psychology | |
| 記憶 | memory | |
| 認知革命 | cognitive revolution | 1985年ごろの認知心理学台頭による |
| 計算機科学 | computer science | |
| 情報学 | informatics | |
| 情報処理 | information processing | |
| 発達心理学 | developmental psychology | |
| 環境科学 | environmental studies | |
| 生態学 | ecology | 生物学の一領域 |
| 生物学 | biology | |
| 行動生態学 | behavioral ecology | |
| 行動生物学 | behavioral biology | |
| 生態心理学 | ecological psychology | |
| 遺伝学 | genetics | |
| 行動遺伝学 | behavioral genetics | |
| 外延 | extension | |
| 内延 | intension | |
| 生得的行動 | innate behavior | 生まれつき備わっている行動 |
| 習得的行動 | acquired behavior | 経験的に獲得し変容可能な行動 |
| 「生得的行動」対「学習性行動 learned behavior」(坂上・井上 2018) | ||
| 非連合学習 | nonassociative learning | 同じ刺激が繰り返して提示されると言う経験による行動の変化 |
| 連合学習 | associative learning | 刺激や行動、行動の結果として刺激の変化、何かと何かとが結びつくことによって成立する学習。 |
| 対連合学習 | paired-associate learning | 二個の項目を一対にして次々と提示しそれらの連合を形成させる学習 |
| 馴化 | habituation | 刺激が繰り返し提示されることによって反応の強度や頻度が低下・減少すること |
| 先鋭化 | sensitization | 刺激が繰り返し提示されることによって反応の強度や頻度が増加すること |
| レスポンデント条件付け | respondent conditioning | ある刺激に別の刺激が時間的に接近して提示される一連の経験を通して反応の強度、頻度、潜時が変化すること |
| オペラント条件付け | ||
| 社会的学習 | social learning | 他者の実体験を観察することによる学習 |
| 局所強調 | local enhancement | |
| 刺激強調 | stimulus enhancement | |
| 観察条件付け | observational conditioning | |
| 観察学習又は模倣学習 | observational learning or imitative learning | |
| ルール支配行動 | rulegoverned behavior | |
| トラッキング | tracking | 言語ルールに従うと、利益を得たり不利益を避けられることにより形成・維持される行動 |
| プライアンス | pliance | 従うと他人から褒められる等社会的に強化されることにより形成・維持される行動 |
| オーギュメンティング | augmenting | 直接ルールは提示しないが、何らかの言語的提示を行うことにより反応の生起頻度や強化子・弱化子の効果を変更させる行動 |
| 論理実証主義 | ||
| 方法論的行動主義 | ||
| 私的事象(出来事) | personal event | 行動分析学の研究対象 |
| 個体 | individual organism | 行動分析学の研究対象 |
| 個人的行動 | personal behavior | 行動分析学の研究対象 |
| 淘汰性行動 | selected behavior | 行動が後続する環境変化によって変容される場合のこと |
| 誘発性行動 | elicited behavior | その行動の出現が先行する環境変化に基づく場合のこと |
| 自発 | emitted,spontaneous,spontaneity,voluntary | |
| 短期記憶 | short-term memory | |
| 長期記憶 | long-term memory | |
| 感覚登録器 | sensery register | |
| 短期貯蔵庫 | short term strage | |
| 長期貯蔵庫 | long term strage | |
| 中央処理系 | central processing system | |
| ワーキングメモリ | working memory | |
| エピソード記憶 | episode memory | |
| 意味記憶 | semantic memory | |
| 顕在記憶 | explicit memory | |
| 潜在記憶 | implicit memory | |
| 手続き記憶 | procedural memory | |
| 宣言的記憶 | declarative memory | |
| 回想記億 | retrospective memory | 過去の記憶 |
| 展望記憶 | perspective memory | 意図の記憶、未来の記憶 |
| メタ記憶 | metamemory | 自分自身の記憶を監視し制御する機能を持つ記憶、広義にメタ認知(metacognition) |
| 日常記憶研究 | 実験室研究には生態学的妥当性がないという批判から | |
| 日常記憶 | everyday memory | |
| 外部記憶 | external memory | 記憶補助を利用する |
| 自己参照効果 | self-referent effect | 自己概念と記憶の関係から、自分に関連して処理されたものは記憶しやすい |
| 自伝的記憶 | autobiographical memory | 事故に関する意味記憶 |
| 社会的認知 | social cognition | 「人物(顔と名前)の記憶」という話題もある |
| 言語学 | linguistics | |
| 自然言語 | natural language | |
| 形式言語 | formal language | |
| 人工言語 | artificial language/constructed language | |
| ランガージュ | langage | |
| ラング | langue | |
| パロール | parole | |
| 統合関係 | syntagmatic relation | 文章を構成する要素間の関係 |
| 連合関係 | paradigmatic relation | 文章に出てこないその他考えられうる要素と利用されている要素の関係 |
| 体系 | system | |
| シニフィアン | 仏:sinifiant 英:signifier | 能記、意味しているもの |
| シニフィエ | 仏:signifié 英:signified | 所記、意味されているもの |
| 恣意性 | 言語と言語が指し示すものの間には必然的な結びつきがない事 | |
| 差異 | 言語学において他の表出されうる語と実際に表出された語との違い | |
| 音韻 | 言語の音的性質や音そのもの | |
| 文節 | 差異によって区別して何らかの集まりを作ること | |
| 二重文節 | 人間の言語では音と語によって文節がある、その呼称。 | |
| 生産性 | productivity | 言語学において、音と語によって無限に言語を作り出すことができること |
| 言語相対性仮説 | ||
| 音声学 | phonetics | 物理的な音が話し言葉の媒体としてどのような性質であるかに焦点を当てる |
| 音韻論 | phonology | 音素に基づくアプローチ |
| 音声 | speech sounds | 物理的な話し言葉の媒体 |
| 音響音声学 | acoustic phonetics | 音声の物理的性質を研究 |
| 調音音声学 | articulatory phonetics | 音声の発声器官による発声の仕方を研究 |
| 聴覚音声学 | auditory phonetics | 音声の聞こえ方を研究 |
| 音素 | phoneme | 言語音の最小単位 |
| 音節 | syllable | 母音及び母音・子音でひとまとまり |
| モーラ | mora | 音の長さ |
| 聞こえ度 | sonority | |
| 文法 | grammar | 形態素が集まって大きな単位が組み立てられる際の一定の規則 |
| 形態論 | morphology | 語の構造を研究する |
| 統語論 | syntax | 文の構造を研究する |
| 文章論 | 文章の構造を研究する | |
| 形態素 | morpheme | 意味を持つ最小単位 |
| 語彙素 | lexem | 語の中心となる意味(語根、元型) |
| 内容語 | content word | 語彙的な意味を持つ語 |
| 機能語 | function word | 文法的な機能を持つ語(代名詞、前置詞、接続詞、助動詞、冠詞) |
| 膠着語 | 内容語に接辞がつき文法を成す(語が文法的意味を表す) | |
| 孤立語 | 語順で文法的な意味を表す(語が語彙的意味を表す) | |
| 屈折語 | 膠着語と孤立語が融合した語 | |
| 構成素 | constituent | 文を構成する要素 |
| 統語範疇 | syntactic category | |
| 語彙範疇 | lexical category | 統語範疇の一つ。名詞、動詞、形容詞、副詞、前置詞・後置詞 |
| 句範疇 | phrasal category | 統語範疇の一つ。名詞句、動詞句、形容詞句、前置詞・後置詞句 |
| 文法理論 | 文の構造を検討する考え方 | |
| 生成文法 | ||
| 深層構造 | deep structure | 文の内面的構造 |
| 表層構造 | surface stracture | 文の表面的構造 |
| 文章論 | ||
| テクスト言語学 | text linguistic | 書かれた文章の研究 |
| 談話分析 | discourse analysis | 話された文章の研究 |
| テクスト性 | textuality | 意味のまとまり |
| 結束性 | cohesion | 全体の形式 |
| 一貫性 | coherence | 全体の内容 |
| 意味論 | semantics | ある種のイメージや概念 |
| SD法(意味微分法) | semantic differential method | オズグッド1950年代 |
| 形式意味論対認知意味論 | ||
| 形式意味論 | formal semantics | 言語外の世界の秩序を記号として表しているとする |
| 認知意味論 | cognitive semantics | 人間の中の意味を言語が示している |
| 語用論 | pragmatics | 言葉を使う状況で判断される利用方法 |
| 発話行為理論 | speech act theory | |
| 会話の格率 | conversational maxims | |
| 関係性理論 | ||
| ポライトネス | ||
| 会話分析 | conversational analysis | |
| 文字論 | 文字の歴史に関する研究と文字の機能に関する研究がある | |
| 表意文字 | 字がそのまま意味を表す | |
| 表語文字 | 字そのまま語を表す | |
| 表音文字 | 字が音に対応する | |
| 音節文字 | 字が音節単位を表す | |
| 音素文字 | 自我音素単位を表す | |
| ヘッブの法則 | ニューロン間の情報伝達が繰り返されることでシナプスに長期的な変化が起こりニューロン間の情報伝達の効率が高まり、学習が成立するという理論 | |
| ブローカ野 | 発話に大きな障害が見られたブロードマン脳地図44/45野とされる(6,44,45,47) | |
| ウェルニッケ野 | 言語の理解に障害が見られたブロードマン脳地図22野とされる(21,22,22,37) | |
| ブロードマンの脳地図 | 教科書P63 図4-1参照 | |
| ペンフィールドの体性地図(ペンフィールドのホムンクルス) | homunculus | 教科書P65 図4-3参照 |
| 発話の連鎖 | speech chain | 話し手の発話が聞き手に理解されるまでの過程と仕方 |
| フィードバックの環 | 発話された内容が発話者の耳にも聞こえ理解すること | |
| 肺臓気流機構 | 肺によって気流を起こす機能のことで流出と流入があり、流入は音を発しない | |
| 喉頭気流機構 | 喉頭によって気流を起こす機能のことで流出と流入があり、どちらも音を発するために利用される | |
| 軟口蓋気流機構 | 舌と軟口蓋によって気流を起こす機能のことで流出と流入があり、流出は音を発しない | |
| 発声 | 声帯が気流に対して行う働き | |
| 有声 | 声帯二本が近く、声門が狭い状態で声帯が振動する際の声音 | |
| 無声 | 声帯日本が遠く、声門が広い状態で声帯が振動しない際の声音 | |
| 調音器官 | 喉頭より上の器官、声音を放つ際に動かす | |
| 言語障害 | 話すと聞くとの連鎖、読むと書くとの連鎖のどこかで異常が起きれば生じやすくなる。音声機能の障害と言語機能の障害 | |
| 全失語 | 発話の流暢性、聴覚的な言語理解、復唱、書字、読解のすべてが困難な病状 | |
| ブローカ失語(皮質性運動失語) | ブローカ野が損傷し、発話の流暢性と書字に困難が生じるが、聴覚的な言語理解や書字には困難が生じない。 | |
| ウェルニッケ失語(皮質性感覚失語) | ウェルニッケ野が損傷し、発話の流暢性や書字には困難は生じないがその内容に錯乱が見られ、聴覚的な言語理解、読解共に困難が生じる。 | |
| 伝導失語 | 復唱のみに困難が生じる | |
| 健忘(失名詞)失語 | ある特定のカテゴリーの名詞に限定的な生涯が生じる | |
| 読字障害(ディスレクシア) | dyslexia | 中枢神経系に原因のある「学習障害learning disability(LD)」、読みの障害であるが、同時に書字に障害が現れることが多く、全般的な認知発達には問題がないが、一部の知的な能力に問題が生じる。 |
| 目的 | purpose | |
| 記述 | describe | |
| 予測 | predict,prediction | |
| 制御 | control | |
| 観察 | observation | |
| 理論構築 | theory building | |
| 仮説生成 | hypothesis generation | |
| 仮説検証 | hypothesis testing | |
| 観察の理論負荷性 | 観察が理論から独立していない可能性についての議論。 | |
| 方法 | method | |
| 方法論 | methodology | |
| 心理学研究法 | psychological research methods | |
| 実験計画法 | experimental design | |
| 準実験 | quasi-experiment | |
| 操作化 | operationalization | 科学実験の方法を具体的に定めていく手続きで、実験の構造を操作可能なものに設計すること |
| 課題分析 | 研究参加者に課す課題をその構造と機能との観点から事前に分析しておくこと | |
| 言語材料の標準化 | 研究対象としている言語材料について研究に合った一覧表を作成する過程や研究 | |
| 言語コーパス | 文章のデータベース | |
| 本能 | instinct | |
| 本能行動 | instinct behavior | 本能が日常用語で利用されるため、心理学や関連領域で利用される。 |
| 反射 | 刺激―感覚器官―求心性神経―脊髄―遠心性神経―運動器官―反応 | |
| 原始反射 | 新生児から乳幼児期に観察されるが成長とともに消失する反射 | |
| 驚愕反射(モロ反射) | 騒音に驚き手足が伸びすぐ戻る反応 | |
| 吸啜反射 | 口や唇に触れたものを吸う反応。哺乳類で広く観察される。 | |
| 探索反射 | 口や頬に触れるものに頭を向ける反応 | |
| 向性 | tropism | 特定の刺激に向かったり離れたりする定位的行動 |
| 走性 | taxis | 特定の刺激に向かったり離れたりする定位的移動 |
| 動性 | kinesis | 特定の刺激に対し一定でないランダムな変化 |
| 固定的活動パターン | fixed action pattern | 生得的で種に固有の一連の行動が周りの環境に関連なく起こるもの |
| 解発(触発)子 | releaser | 固定的活動パターンを誘発する刺激 |
| 超常(超正常)刺激 | supernormal | 固定的活動パターンを誘発する人工的な刺激 |
| 真空行動 | vacuum behavior | 固定的活動パターンを誘発する刺激がないにもかかわらず行動が続くこと |
| 生得的反応連鎖 | reaction chains | 一連の反応のそれぞれの開始が、適切な刺激に依存しているもの |
| 原始的自発反応 | primitive spontaneous reaction | 特定の刺激が先行していなくとも、探索行動や移動行動を自発すること、習得的行動の原型として、探索行動、移動行動、前言語的行動がある。 |
| 刻印づけ | imprinting | ある特定の刺激によって反応が引き起こされると半永久的に消失しない行動 |
| 臨界期 | critical period | 刻印付けのような初期経験の行動が成立する一定期間のこと |
| 感受期 | sensitive period | 刻印付けのような初期経験の行動が成立する一定期間のこと |
| 言語獲得装置 | language acquisition device(LAD) | チョムスキーが想定した人間の生得的な普遍文法の能力のこと |
| 普遍文法 | universal grammar | |
| 言語獲得支援システム | language acquisition support system(LASS) | ブルーナーの考えた、周りの大人が子供の言語習得に果たすサポート機能 |
| 実利用に基づいたアプローチ | usage based approach | トマセロ、実際の言語利用を通して語用論的な知識である他者意図の理解の獲得への方法 |
| 古典的条件づけ | classical conditioning | レスポンデント条件づけ |
| パブロフ型条件づけ | Pavlovian conditioning | レスポンデント条件づけ |
| 条件反射 | conditioned reflex | 学習させられた反射 |
| 無条件刺激(無条件レスポンデント刺激) | unconditioned stimulus | 無条件反応を引き起こす刺激、通常の反応を引き起こす刺激 |
| 無条件反応(無条件レスポンデント刺激) | unconditioned response | 無条件刺激によって引き起こされる反応、通常得うる刺激からによって引き起こされる反応 |
| 誘発 | elicit | |
| 誘発性行動 | ある刺激によって誘発される行動 | |
| 無条件反射 | 通常の条件で起こる、起こるべき反射、生得的行動である反射 | |
| 中性刺激 | neutral stimulus | 特に反応を引き起こすことのない刺激 |
| ベースライン条件 | 随伴性操作をしない基盤となる状態である条件、その実験 | |
| レスポンデント強化 | reinforcement | 無条件反応を引き起こす無条件刺激に中性刺激を付随して与え中世刺激を条件刺激に変えること |
| レスポンデント消去 | extinction | 条件刺激によって引きおこる条件反応が見られなくなるまで試行を繰り返すこと。 |
| 条件刺激(条件レスポンデント刺激) | conditioned stimulus | レスポンデント強化された中世刺激で条件反応を引き起こす |
| 条件反応(条件レスポンデント反応) | contitioned response | 条件刺激によって引き起こされる反応 |
| 同時条件づけ | simultaneous conditioning | 条件刺激と同時に無条件刺激を提示する |
| 遅延条件づけ | delay conditioning | 条件刺激の提示途中又は終了と同時に無条件刺激を提示する |
| 痕跡条件づけ | trace conditioning | 条件刺激の提示終了後一定時間空けて無条件刺激を提示する |
| 逆行条件づけ | backward contitioning | 無条件刺激を先に提示して条件刺激を提示する |
| 隠蔽 | overshadowing | 一方の刺激への条件づけが他方への条件づけを覆い隠すこと |
| 阻止 | blocking | 最初の条件づけが後から追加した条件づけを阻害すること |
| レスポンデント般化 | 無条件反応が引き起こされた際の状況を連想させる刺激が条件刺激として条件反応を引き起こすこと | |
| 暴露法 | exposure | 恐怖を引き起こす条件刺激に患者を晒すことで治療すること |
| 味覚嫌悪条件づけ(ガルシア効果) | taste-aversion conditioning | ラットに甘いサッカリンをなめさせた後にエックス線や毒物を与えラットの気分を悪くさせるような随伴性操作を行うとラットはさっかりんを避けるようになる。 |
| 連合選択性 | selective associability | 条件刺激と無条件刺激の組み合わせによってレスポンデント条件づけの仕方が異なること |
| 連合心理学 | 心的要素の結合、観念の連合によって心の働きを説明しようとする心理学上の立場 | |
| S-R心理学 | 刺激と反応の関係を解き明かそうとする心理学。 | |
| 用語名 | 英名 | 意味 |
|---|---|---|
| シェパード錯視 | shepard illusion | 合同である平行四辺形の大きさが違って見える。P14 図1-2参照 |
| 感覚 | 物の存在を認識するレベル | |
| 知覚 | 物の正体を認識するレベル | |
| 認知 | 物の意味を認識するレベル | |
| 順問題 | 現在の情報を基に今後のことを予測すること | |
| 逆問題 | 現在の情報を基に過去や原因を導くこと | |
| 不良設定問題 | illposed problem | 逆問題の内、解が無限に存在するもの |
| 記憶 | 意識的に考えることの典型例として | |
| フラッシュバブル(閃光)記憶 | 自分にとって重要な出来事の記憶で鮮明で正確に想起されるもの | |
| 節約率の原理 | 認知活動に必要なエネルギーを少なくしようとすること | |
| 俯角 | 水平より下向きの角度 | |
| 照明光スペクトル | 光の色成分 | |
| 反射率スペクトル | ものに固有の色成分 | |
| 入射光スペクトル | 目に入ってくる光の色成分 | |
| 知覚 | 無意識的に考えることの顕著な例として。ヘルムホルツ「生理光学」で「近くは一種の解釈であり無意識的推論(unconscious inference)の結果である。」と言っている。 | |
| 情報処理システム | 基本構造(アーキテクチャ)として入力サブシステム、処理サブシステム、出力サブシステムを持っているとされる。 | |
| 認知の情報処理アプローチ | 人間も情報処理システムと同様の機能を持っていると捉え、研究すること。 | |
| 符号化 | encoding | あるオペラントを一定規則に従って変換すること。 |
| 復号化 | decoding | ある規則より符号化前のオペラントを復元すること。 |
| 逐次処理 | sequential processing | 処理後の出力結果に対して次の処理が進む様式。直列処理とも言う。通常の対話における処理 |
| 同時処理 | simultaneous processing | 入力に対して同時に複数の処理が行われる様式。並列処理とも言う。 |
| 混合型処理 | combined processing | ある水準では並列処理が行われ、その出力が次の水準に送られそこでさらに並列処理が行われる。 |
| カスケード処理 | cascade processing | 複数のほぼ独立した逐次処理あるいは混合型の処理が同時に遂行される。 |
| 脳・神経系 | brain & nerrous system | 感覚器から電気信号が出て神経細胞(ニューロン)を介し脳へと伝わる |
| ニューロン | neuron | 神経細胞 |
| 細胞体 | cell body | 神経の本体 |
| 樹状突起 | dendrite | 根のように細胞体から複数出ている |
| シナプス | 後続する樹状突起との接触部分 | |
| 軸索 | axon | 長い茎のように伸びている活動電位を発生するところ。 |
| 活動電位 | action potential | 静止膜電位の電位差が逆転し瞬時に戻る現象(Na+が流入し流入停止後K+が流出する)。発生にはエネルギー消費を伴う。発生は分極状態→脱分極状態→過分極状態→分極状態の順、また発生は発火と称されることが多い。持続時間は約2ミリ秒。発生場所は軸索の付け根(軸索小丘) |
| 伝道 | conduction | 軸索の付け根から先端へ活動電位が伝わること |
| ミエリン鞘(髄鞘) | myelin sheath | 中枢神経系における神経細胞の軸索。絶縁体に覆われ細胞外と直接接触しない。細胞内外でのイオン流入・流出もなく活動電位も発生しないがランビエ絞輪では活動電位が発生する。 |
| ランビエ絞輪 | Ranvier node | ミエリン鞘の一定間隔の切れ目、活動電位が発生する。 |
| 跳躍伝導 | ミエリン鞘の一定間隔の切れ目で活動電位が発生すること。伝道速度、エネルギー共に消費効率が良い。 | |
| 能動的伝道 | 活動電位の発生を伴う伝道 | |
| 受動的伝道 | 活動電位の発生を伴わない伝道 | |
| 神経ネットワーク | 多数の神経がつながり情報伝達が行われること。脳には役860億個の神経細胞があり一つの神経細胞は近隣の約1万個の細胞と結びついている。 | |
| シナプス間隔 | 神経間の間隔 | |
| シナプス前細胞 | ||
| シナプス後細胞 | ||
| シナプス後電位 | post synaptic potential | |
| 神経伝達物質 | neurotransmitter | |
| 興奮性シナプス後電位(EPSP) | ||
| 抑制性シナプス後電位(IPSP) | ||
| ラテラリティ | laterality | 大脳半球機能差。右脳と左脳とで形は対称的であるが機能面で差があること。 |
| 大脳皮質 | cerebral cortex | 前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉からなり、それらは神経細胞とグリア細胞からできている。 |
| グリア細胞 | 養分補給や脳内の掃除を行うこと | |
| 知覚機能 | 後頭葉、側頭葉、頭頂葉 | |
| 言語機能 | 側頭葉、前頭葉 | |
| 記憶機能 | 前頭葉内側部 | |
| 運動機能 | 前頭葉 | |
| 意思決定機能 | 前頭葉 | |
| 行動実験的方法 | 人間や動物の行動指標(反応)を用いて、実験刺激や実験状況と行動指標との関係を捕らえて「考える」仕組みを検討する方法 | |
| 行動指標 | 閾値、感覚・知覚量、記憶量、反応時間、カテゴリー判断、発話内容、動作特性 | |
| 閾値 | threshold | 感覚や知覚が生じるか否かの境界で物理量を表す。(感度=1/閾値) |
| サブリミナル・パーセプション(閾下知覚) | ||
| 心理物理的測定法 | 閾値を求める古典的方法で恒常法、極限法、上下法、調整法などがある。 | |
| 極限法 | 閾値より上位から刺激を下げて反応したところを測定、逆に閾値より下位から刺激を上げて反応したところを測定、両者を複数回行いその平均値を求める。 | |
| 上昇系列 | 閾値より下位から上げていく極限法 | |
| 下降系列 | 閾値より上位から下げていく極限法 | |
| 上下法 | 反応が確認された値から調整方向を逆転させ、これを繰り返し平均を求める方法 | |
| 記憶課題 | 再生課題と再認課題がある、短期記憶を測定する。 | |
| 再生課題 | recall | 記憶しているものを正確に想起する課題。 |
| 再認課題 | recognition | 既学習項目と未学習項目を識別する課題。 |
| 系列再生法 | 提示された順序で再生する方法 | |
| 自由再生法 | 順序に構わず再生する方法 | |
| 再生率 | ||
| 再認率 | ||
| メモリスパン課題 | memory span | |
| チャンク | chunk | |
| 反応時間 | reaction time | 作業時間によって思考内容やプロセスを推測する方法での刺激を与えて反応するまでにかかる時間のこと |
| 反応潜時 | reaction latency | 反応時間の別名 |
| ストループ効果 | stroop effect | ストループ課題において無視すべき情報が想起され、必要な情報を表現できない現象。ストループ課題参照 |
| 脳神経整理学的方法 | 脳・神経系の活動と認知行動との関係を探る方法 | |
| 相関関係推定 | 知覚・認知課題を与えたときの脳・神経系の活動を測定する方法 | |
| 因果関係推定 | 脳神経の活動を人為的に促進抑制しそれが知覚・認知系の活動にどのように影響するか探る方法 | |
| 侵襲的方法 | invasive procedure | 身体内部に直接操作を加えたり、人為的に測定デバイスを埋め込んだりする方法 |
| 非侵襲的方法 | noninvasive procedure | 侵襲的方法の逆で身体内部には直接操作を加えない方法 |
| 破壊法 | 脳の神経を局所的に破壊、削除・切除し脳部位と知覚・認知機能との関係を因果的に推定する方法 | |
| 微小電極法 | 微小な電極をターゲットとなる脳の細胞や細胞間に挿入し神経細胞の電気活動を促進したり測定したりする方法 | |
| 細胞内記録法 | 細胞に電極を入れる微小電極法のこと | |
| 細胞外記録法 | 細胞間に電極を入れる微小電極法のこと | |
| ポジトロン断層撮影法(PET) | 知覚・認知課題の遂行に伴う脳の局所的な代謝(血流量)変化を測定する方法。相関関係推定の一種。微量の放射性物質(放射性トレーサー)を血管から注入する。 | |
| 脳波EEG | 頭皮表面の各部位に電極を装着して測定する方法 | |
| 脳波 | 脳内神経細胞の活動電位集合体 | |
| 事象関連電位(ERPs) | 課題を繰り返しの際に脳波を測定、平均化しある事象に特異的な脳波として抽出したもの | |
| 機能的MRI(fMRI) | 強力な磁場の中でラジオ波を当てることで脳内細胞にエネルギー発生が起こることを利用して脳内の局所的な代謝活動の変化を検出する方法(酸素の消費量の変化を測定する、ヘモグロビンが酸素を解離することで局所的な電場変化が生じる性質を利用している。) | |
| 核磁気共鳴法(MRI) | 強力な磁場内でラジオ波を当てることで脳内細胞に応じたエネルギーを発生するのでそれを検出することで脳の構造を推定する方法。 | |
| BOLD | blood oxygen level-dependent confrast | 機能的MRIで測定された信号 |
| 近赤外線分光法(NIRS) | 近赤外線が血流中の酸素濃度(ヘモグロビン濃度)によって吸収される度合いが異なることを利用して脳活動に伴う酸素含有量の変化を測定する。fMRIや脳磁図と比較してコンパクトな装置で測定できるが、現状、頭皮から3cm程度の深さまでしか測定できない。 | |
| 神経心理学的方法 | 基本的には脳・神経系に損傷を負った被験者(脳損傷患者)がどのような知覚・認知的障害を示すか検証する方法 | |
| 健忘症 | amnesia | |
| 失語症 | aphasia | ブローカ失語やウェルニッケ失語を含む。詳細は学習・言語心理学の内容参照。 |
| 経頭蓋磁気刺激法(TMS) | 磁気刺激を頭蓋表面に与えて脳内の電気信号の伝導に干渉し、一時的に疑似的な脳損傷を生起させる方法。 | |
| 五感 | 視覚・聴覚・嗅覚・味覚・体性感覚(触覚等)(外部刺激の入力→感覚器での受容→神経伝達→脳内での処理) | |
| 網膜 | retina | |
| 光受容器 | photoreceptor | 杆体と錐体がある。網膜に写った像を電気信号に変換する。 |
| 網膜像 | 網膜に達した光の配列。倒立して写る。 | |
| 暗順応 | dark adaptation | 暗がりで目が慣れて徐々に見えるようになること |
| 杆体 | rod | 感度回復は遅く、感度上昇は大きい、弱い光でも符号化される。中心窩の外側に分布。一種類しかなく498nm波長で活性化される。 |
| 錐体 | cone | 感度回復は早い、感度上昇は限界が近い、強い光でないと電気信号に符号化されない。中心窩付近に集中分布し、三種類ある。L錐体は565nm、M錐体は535nm、S錐体420nmの波長でそれぞれ活性化されやすい。 |
| 単一変数の原理 | principle of univariance | イギリス生理学者ラシュトン(Rushton,W.A.H)杆体のみでは波長情報を送ることができず、三種類の錐体によって波長情報を送信しているとする。 |
| 網膜神経節細胞(RGC) | retinal ganglion cell | 電気信号に変換された光強度情報がまとめられて脳へ送られる場所。中心窩付近では光受容器とRGCは一対一で接続され網膜の周辺領域では複数対一で接続されている。中心窩付近では受容野が小さく周辺部分では受容野が大きい。 |
| 受容野 | receptive field | 一つの神経節細胞に接続される光受容器群または視野領域 |
| 中心窩(ちゅうしんか) | ||
| 音波 | sound wave | 音のもとになる圧力変化の波 |
| 蝸牛(かぎゅう) | cochlea | 内部を基底膜によって隔てられリンパ液で満たされた管状の組織でカタツムリのような形状。卵円窓の揺れが蝸牛内部の基底膜へ伝わるとコルチ器にある音受容器(有毛細胞)の細胞膜に電位差が生じる。これによって聴神経繊維に活動電位が生じ大脳皮質(側頭葉の聴覚皮質)で感覚となる。 |
| 振幅 | 鼓膜の揺れの大きさが蝸牛規則幕の大きさに繋がり聴神経繊維の活動電位の頻度に反映される。また、活性化する聴神経繊維の啊k図も関係している。 | |
| 周波数 | 基底膜上での揺れの位置が周波数に対応する。高周波数は鼓膜に近い基底膜、低周波数は先端に近い基底膜を大きく揺らす。 | |
| エコロケーション | ある種の蝙蝠に見られる超音波を出し音の反響で自分と周囲の位置を把握する方法。 | |
| 可聴域 | 耳のよい若者、約20~20000Hz、振幅の可聴域は周波数によって異なり4000Hzぐらいの音は極めて小さな振幅でも感知できるが20Hzぐらいの音は振幅が大きくないと聞こえない。 | |
| 等ラウドネス曲線 | P71図4-9参照 | |
| ホン | phone | 音の主観的大きさの単位 |
| 有毛細胞 | 音波を電気信号に変える。加齢や騒音によって劣化する。 | |
| 嗅覚 | olfaction | 揮発性の化学物質(匂い物質odorant)が鼻腔内の嗅上皮にたどり着き粘液層に溶け込み受容器に相当する嗅覚受容細胞を活性化させる。受容細胞は約1000種類と言われている。 |
| 味覚 | gustation | 味覚の感覚受容器(味覚受容細胞あるいは味細胞)は下の表面にある乳頭に内包された味蕾の中に存在する。感じられる企保な地は塩味、酸味、甘味、苦味、うま味の5種類、基本味に嗅覚も同時に働き風味という感覚が生じる |
| 体性感覚 | 触覚、痛覚、温度感覚、その他五感に分類されない様々な感覚を総称する。触覚の受容器は数種類あり、全身に分布している。それらが曲げられたり伸ばされたりといった機械的な刺激の信号を感受し電気信号が生起する。 | |
| パチニ小体 | 300Hz程度の高周波の振動によく活性化する。 | |
| マイスネル小体 | 30Hz程度の低周波の振動によく活性化する。 | |
| 科学感覚系 | 嗅覚と味覚のように化学物質によって生じる感覚系のこと | |
| マックスプランク研究所のジールら(zihl,et al.,1983) | 物の形や色などはほぼ問題なく知覚できるのに動きだけが見えないと言う珍しい症例を紹介した。 | |
| 視交叉 | 頭蓋骨の中心付近で半分交叉している。両目の網膜の鼻側領域(視野で言えば外側視野からの光を受ける領域)が交叉して逆の脳に情報が送られている。両目の右視野の情報は左脳に、左視野の情報は右脳に送られる。 | |
| 第一視覚皮質 | primary visual cortex | 大脳の後頭葉にある。外側膝状郭へ投影された後に資格情報が送られるところ。一時視覚皮質/野、視覚第一皮質/野、又は形状から線条皮質(striatecortex)とも呼ばれ、V1と略される。V1の神経細胞は下位の神経細胞群の受容野を統合した形となる。その後運動、奥行き、色や形態などが大脳皮質の異なる領域で別々に処理される。知覚の全体像はこれらの部品の組み合わせで形成されると考えられる。 |
| 資格情報の伝達経路 | 背側経路と腹側経路がある。 | |
| 背側経路 | 頭頂葉に向かう経路で物がどこにあるのか、物がをどう扱うのかに関する処理を行う | |
| 腹側経路 | 下側頭葉に向かう経路で物がなんであるのかに関する処理を行う | |
| 知覚的体制化の原理 | perceptual organization | グループ化の原理ともいう。類似、近接、良い連続である要素を一つのまとまりとしてとらえる性質を持つという原理の子と。 |
| 類似の原理 | 類似した形や色 | |
| 近接の原理 | 相対的に近い | |
| 良い連続の原理 | 好ましい連続 | |
| 図地分凝 | figure-ground segregation | グループ化されいくつかの領域に別れると各領域が図(figure)か地(ground)のいずれかに感じられること。図と感じられるのは囲まれている、小さい、形が対象などの性質で大きな違いがないと知覚は安定せず、見ている間に図と地が入れ替わることがある。 |
| 多義図形 | 一つの表象が複数の図として認識できる図形。面白いことに図として見える領域は必ず地の手前に見え、図と地の境界線は図の輪郭(固有輪郭)と知覚される。 | |
| アモーダル補完 | amodal completion | 網膜に写っていない部分を補って知覚すること。 |
| テンプレート理論(テンプレート方式) | 提示された文字の形と記憶にある各文字の典型とを照合し当てはまる文字を知覚する方式と仮定されたモデル。 | |
| パンデモニアム理論 | (selfridge,1959)文字の構成要素の特徴が脳内に準備されていて、与えられた文字の中に特徴がどれだけ含まれるかで検出し有望な文字を選択するというモデル。 | |
| ジオン理論 | ビーダーマンによる1987年のモデル。「ジオン(geon)」ジオメトリック・イオンと呼ばれる三次元の部品36種類によって物の知識が記憶されているとするモデル。 | |
| 知覚の恒常性 | perceptual constancy | 周囲の状況が変わっても知覚像が変化をしないこと。 |
| アデルソンのチェッカーシャドー錯視 | 明るさの恒常性についての錯視、P86図5-8参照 | |
| 明るさの恒常性 | 光の強度が変わっても、物の明るさはそれほど変わらないこと | |
| 色の恒常性 | ||
| 大きさの恒常性 | ||
| 形の恒常性 | ||
| ボトムアップ処理 | bottom-up processing | 感覚器官から順に脳に上がっていく処理。 |
| トップダウン処理 | top-down processing | 知識や経験が知覚に影響を与える処理 |
| 文脈効果 | context effect | 以前の経験から知覚的体制化が影響を受けること。 |
| 盲視 | blindsight | 意識的には何も見えないにも関わらず、光点の位置を指さしたり、光点がでた方向に眼を向けたりすることができる症状 |
| 注意 | attention | 感覚器から入力された情報を取捨選択してより詳細な処理を行ったり、意識に登らせたりする仕組みのこと |
| 外因性(外発的)注意 | exogenous attention | 外部の刺激によって反射的に注意が奪われる(コントロールされる)場合 |
| 内因性(内発的)注意 | endogenous attention | 対象に対して意図的に注意を向ける場合 |
| 選択的注意 | selective attention | 注意の対象を絞り込む選択 |
| カクテルパーティ現象 | cocktail-party phenomenon | |
| 視覚的探索 | visual search | 類似した物の中からターゲットを探すこと |
| 分割(配分的)注意 | divided attention | 複数の対象に注意を分ける |
| マルチタスキング | multi-tasking | |
| 顕在的注意 | overt attention | 外から見て何に注意しているのかわかる状態 |
| 潜在的注意 | covert attention | 視線や顔の動きと一致していない状態 |
| 持続的注意 | sustained attention | 長期にわたって持続する注意 |
| ヴィジランス | vigilance | 長期にわたって信号を待つ状態 |
| 両耳分離聴 | dichotic listening | イギリスの科学者チェリー(cherry,1953)による実験。両耳から異なるメッセージを聞き、片方の耳から聞こえるメッセージを追唱(shadowing)した後他方の耳から聞こえたメッセージについて訊ねるとほとんど記憶にないという実験。 |
| フィルター理論 | filter theory | イギリスの認知科学者ブロードベント(broadbent,1958)による理論。入力情報は短期記憶システムに伝達される前にフィルターされ選ばれた情報のみ次の処理を受けるという仮定。初期選択論とも。 |
| ボトルネック | bottleneck | 並列処理されている情報の一部が選択的に後続処理を受ける設計。 |
| 減衰理論 | attenuation theory | トリースマン(treisman,1960)による理論。フィルター理論ではフィルターを通らなかった刺激は意味処理されないが、フィルターは信号を弱める働きをすると想定した理論。 |
| 先行手がかり実験 | pre-cueing experiment | 注意のコントロールについて内因性と外因性の二種類があるとしたもの。ポズナー(Posner,1980など)の実験。 |
| ディストラックタ(妨害項) | ターゲット以外の項目 | |
| ポップアウト | pop out | 探さずともターゲットが飛び出すように見つかること |
| 特徴探索 | feature search | 一つの視覚的特徴で探索すること。並列処理、効率的な探索とも。 |
| 並列処理 | parallel processing | |
| 効率的な探索 | efficient search | |
| 結合探索 | conjunction search | 複数の視覚的特徴の一致で探索すること。逐次処理、非効率な探索とも。 |
| 逐次処理 | serial processing | |
| 非効率な探索 | inefficient search | |
| 特徴統合理論 | feature integration theory | トリースマンら(Treisman&Gelade,1980)による理論。前注意段階で個々の特徴について種類ごとにマップが自動的に形成されると想定したもの。 |
| 前注意段階 | preattentive stage | |
| 誘導探索理論 | guided serch theory | ウォルフ(Wolf,1994)による特徴統合理論を発展したもの。 |
| マルチタンスキング | トップダウンの注意コントロール、複数課題の真似人面と機能。 | |
| 資源理論 | resource theory | 処理資源説とも、注意にはそれに必要な資源があるとする説。 |
| 注意資源 | attentional resource | 情報処理を行うの必要な心的な労力又はエネルギー |
| 処理資源 | processing resource | 情報処理を行うの必要な心的な労力又はエネルギー |
| 単一資源理論 | 一種類の注意資源を想定 | |
| 多重資源理論 | 課題によって異なる処理資源が存在すると考える | |
| 変化の見落とし | change blindness | |
| 非注意的見落とし | inattentional blindness | 「ゴリラの実験」サイモンズら(Simons&Chabris,1999)参照 |
| アイゼンクとキーン(Eysenck&Keane,2020)は目標試行的注意コントロールは側頭葉から頭頂葉下部、前頭葉下部に至る背側ネットワークが関与し、刺激駆動型注意コントロールは頭頂葉上部から側頭葉中部、後頭葉、全島うようの一部からなる腹側ネットワークが関与しているとする。 | ||
| 半側空間無視 | neglect | 右脳頭頂葉を損傷したとき生じる。自分の左側の空間や物の左側に注意を向けることができない症状。 |
| バリント症候群 | 空間的同位置に物が重なって提示されるとどちらか一方しか認識することができない同時失認が生じる。両半球の頭頂葉損傷で症状が起こる | |
| 進行性核上性麻痺(PSP) | 中脳被蓋を中心とする皮質下の組織の尊称によって注意の移動プロセスに障害が生じること。 | |
| 記銘 | 覚えること。符号化(encoding) | |
| 保持 | 覚えたことを忘れずにいること。貯蔵(storage) | |
| 想起 | 思い出すこと。検索(retrieval) | |
| マルチストアモデル(多重貯蔵庫モデル) | multi-store model | 長期記憶と短期記憶と感覚記憶の3つのサブシステムに分類されるモデル。アトキンソンとシフキン(Atkinson&Shiffrin,1968)による |
| 感覚記憶 | sensory memory | ほんの数秒だけ感覚的情報がそのまま損なわずに保持される記憶 |
| 二重貯蔵モデル | dualstorage model | 長期記憶と短期記憶によるモデル。 |
| アイコニックメモリ | 視覚情報、保持時間1秒程度 | |
| エコーイックメモリ | 聴覚情報、保持時間2秒程度 | |
| 部分報告法 | スパーリング(sperling,1960)P114図7-2参照 | |
| マジカルナンバー | (Miller,1956)短期記憶の容量、7±2チャンクとされる。 | |
| チャンク | chunk | 情報のまとまり |
| ワーキングメモリ | working memory | バデリーとヒッチのモデルが有名(Baddeley&Hitch,1974)。音韻ループ、視空間スケッチパッド、中央実行系による3つのサブシステムによるモデル。エピソードバッファを後にバデリー(2000)によって追加されている。 |
| 音韻ループ | 音声情報の貯蔵とその操作 | |
| 視空間スケッチパッド | 視空間および言語情報による視覚イメージの貯蔵とその操作。 | |
| 中央実行系 | 情報を統合し情報の整理や調整を行う。 | |
| エピソードバッファ | エピソードに含まれる音声や視空間情報を統合した表現を一時的に保存するところ。バデリー(2000)による追加。長期記憶へアクセスすると同時に情報統合も担う。 | |
| 宣言的記憶(顕在記憶) | 言語的意識的想起を伴う記憶。 | |
| 意味記憶 | 物事の概念や知識に関する記憶。宣言的記憶の一種 | |
| エピソード記憶 | 出来事に関する記憶。宣言的記憶の一種 | |
| 非宣言的記憶(潜在的記憶) | 非言語的、無意識的想起を伴う記憶。 | |
| 手続き的記憶 | 身体で覚える記憶 | |
| プライミング | 先行刺激の処理によって後続刺激が促進、抑制される記憶 | |
| リハーサル | 記銘の方法 | |
| 維持リハーサル | 単に復唱する記銘方法 | |
| 精密化リハーサル | 情報と知識を関連付けする記銘方法 | |
| 視覚的リハーサル | 情報をイメージに変換する記銘方法 | |
| 自己参照効果 | self-reference effect | 自分自身と関連付けて覚えることが記憶の定着に有効であること |
| エビングハウスの忘却曲線 | P119図7-5参照 | |
| 減衰説 | 脳内の記憶ネットワークが長時間活動しないと自然に減衰すると言う説。 | |
| 干渉説 | ||
| 干渉効果 | interference effect | |
| 順向性干渉(順向制御) | proactive interference | 以前の記憶が新しい記憶を妨害すること |
| 逆向性干渉(逆向制御) | retroactive interference | 新しい記憶が以前の記憶を妨害すること |
| 系列位置曲線(初頭効果、新近性効果) | P120図7-6参照 | |
| 記憶の分類 | P121図7-7参照 | |
| 健忘症 | 物忘れから記憶喪失まで様々 | |
| ロベクトミー | 1950年代、脳の一部を切除する外科的手術が行われるようになった | |
| 前向性健忘症 | 新しいことを覚えられない。 | |
| 逆向性健忘症 | 過去のことを思い出せない。 | |
| パペツ回路 | 記憶の情報処理。(海馬→脳弓→乳頭体→視床の前核→帯状回→海馬) | |
| コルサコフ症候群 | ロシアの精神科医コルサコフ(Korsakov,S,S)が発見。慢性アルコール中毒などで間脳の視床背内側核や乳頭体に栄養が行き渡らなくなると健忘症を呈する。症状は前向性または逆行性健忘症、見当識障害、作話、出典健忘 | |
| 手続き的記憶 | 小脳や大脳基底核の特定神経細胞群によると考えられる。大脳基底核の特定神経細胞群が死滅すると運動障害が生じる。 | |
| パーキンソン病 | ||
| シナプス可塑性 | 記憶の形成にシナプスの結合強度がかかわっており結合強度はシナプス間の信号の伝達効率に対応していて経験によって変化する。 | |
| 長期増強(LTP) | long-term potentiation | シナプス前細胞から放出される神経伝達物質を受けるシナプス後細胞の受容体の数や活動が増えることで伝達効率が持続的に上昇すること |
| 長期抑圧(LTD) | long-term depression | 受容体の数や活動が減ることで伝達効率が低下すること |
| ヘッブの法則(ヘブ則) | シナプス可塑性のルール。カナダの心理学者ヘッブ(Hebb,D.O)1949年「The Organization of Behavior」の「学習のシナプス説」 |
| 名称 | 英語表記 | 概要 |
|---|---|---|
| 順向性記憶障害 | 新しい出来事が覚えられない記憶障害 | |
| クオリア | 意識的・主観的に感じたり経験したりする質感 | |
| テリエ・レモ | Terje Lømo | 1966年ヘッブ則の仮説を支持する知見を報告 |
| 精神薬理学 | 薬理学の一分野。生体内外の物質と生体の相互作用を研究し、創薬等につなげる学問。解剖学、生理学、生化学、分子生物学、遺伝学などの基礎医学分野の学問が関連領域として存在している。精神薬理学のうち、臨床精神薬理学は精神医学の一分野ととらえられることもある。向精神薬の薬理作用をテーマとする。 | |
| 認知神経科学 | 人の認知、広くは認識について、その生物学的メカニズムを研究する学問。認知における情報処理過程と行動の表出の神経基盤に焦点を当てて研究活動が行われる。認知心理学、神経生物学が関連領域。精神医学、神経学、物理学、言語学、数学にも関わる学問分野。 | |
| 比較心理学 | ウイルスや植物から人間に至るまで、種々の生物の行動を比較し、相違点と類似点から行動の原理を追求する学問。 | |
| 認知ゲノミクス、行動ゲノミクス | ||
| ニューロン | 脳全体の約10%を占める。(P24図2-1)(P24図2-2) | |
| グリア細胞 | 脳全体の約90%を占める。神経細胞の間に隙間なく入り込んで脳の構造を維持し、血液中の栄養素を神経細胞に送る(血液脳関門)。そのほかに神経線維に巻き付いて髄鞘(ずいしょう)を形成するもの、神経系の遺物を貪食するものがある。最近では様々な物質を分泌して神経細胞の活動を調節することが報告されている。 | |
| 血液脳関門 | 血中に含まれる有害物質によって神経細胞が死滅しないよう栄養素のみを神経細胞に送る働き。 | |
| 神経終末(終末ボタン) | 軸索の先端部分。シナプスから樹状突起、細胞体、軸索へ伝わって神経終末では小胞に神経伝達物質がありシナプス間隙(かんげき)へ神経伝達物質を開口分泌し他の神経細胞へと情報を伝達する。 | |
| 棘(スパイン) | 樹状突起のシナプス部分に形成される小突起 | |
| 電気シナプス | 隣接する細胞の膜が2~4nmにまで密着している。膜を貫通するコネクソンというタンパク質がギャップ結合を形成している。ギャップ結合を通じて電流が流れるため非常に速い伝達が可能である。細胞同士の活動を同期させる役割を持つ。(P25図2-3) | |
| 科学シナプス | 神経終末が他の細胞の膜に20nmほどの間隙をもって接した構造である。終末側から神経伝達物質が放出される。放出された神経伝達物質をもう一方の細胞が膜の受容体を介して受け取る。神経伝達物質は数十種類あり、それぞれに数種類の受容体がある。伝達に利用されるのは科学シナプス。(P25図2-3) | |
| アミノ酸 | グルタミン酸とν-アミノ酪酸(GABA)などがあり、グルタミン酸は興奮性の情報を伝え、GABAは抑制性の情報を伝える。これらの神経伝達物質を持つ神経細胞は脳全体に広がっている。 | |
| アミン | アセチルコリン、ドーパミン、ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)、セロトニンなどがある。これらの神経伝達物質を持つ神経細胞は脳内に局在し、そこから軸索を広く伸ばしている。 | |
| ペプチド | アミノ酸の連なりであり、神経伝達物質として働くものは神経ペプチドとも呼ばれる。神経ペプチドには、ソマトスタチン、コレシストキニン、エンケファリン、ばそぷれっしん、オキシトシン、オレキシンなどがある。これらのペプチドを持つ神経細胞も脳内に遍在あるいは局在しており、特定の機能を担っている。 | |
| 脂質二重膜 | 細胞膜を構成するタンパク質が埋め込まれた脂質の二重の層。脂質にはイオンや電荷を持った物質は通過できないが、タンパク質は特定のイオンや電荷を持った物質の細胞内外の往来を可能としている。 | |
| 膜タンパク質 | 特定のイオンや電荷を持った物質の細胞内外の往来を可能にしているタンパク質。チャネルタンパク質と運搬タンパク質がある。(P27図2-5) | |
| チャネルタンパク質 | 膜タンパク質の一種で、イオンの流出入を可能にする。極性のある大きな分子やイオンや電荷をもつ分子を運ぶ。 | |
| 運搬タンパク質 | 膜タンパク質の一種で、物質の運搬にかかわる。極性のある大きな分子やイオンや電荷をもつ分子を運ぶ。濃度勾配に逆らって運搬するためにはエネルギーが必要になる。 | |
| 疎水性分子 | 水に溶解しにくい分子。濃度勾配に従う単純拡散によって細胞膜を通過する。 | |
| 極性分子 | 分子内に存在する電気的な偏りのある分子。濃度勾配に従う単純拡散によって細胞膜を通過する。 | |
| 細胞小器官 | 核以外の構造物でさらに多くの構造物が詰め込まれたもの。核、小胞体、ゴルジ体、ミトコンドリア、リソソーム、細胞含有物、微小管、アクチンフィラメント、中間径フィラメントがある。 | |
| 核 |
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| 小胞体 |
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| ゴルジ体(ゴルジ装置) |
| |
| ミトコンドリア |
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| リソソーム |
| |
| 細胞含有物 |
| |
| 細胞骨格 | タンパク質の繊維からできており固くはなく、細胞の形を一定に保つ役割がある。細胞分裂や移動、さらには細胞小器官の移動にも関わっている。細胞骨格には微小管、アクチンフィラメント、中間径フィラメントの三種類ある。(P31図2-7) | |
| 微小管 |
| |
| アクチンフィラメント |
| |
| 中間径フィラメント |
| |
| ポリマー | モノマーが共有結合して作られた大きな分子 | |
| 共有結合 | 原子間での電子対の共有をともなう化学結合。結合の力は非常に強い。 | |
| 脱水縮合 | ポリマーに作用するモノマーとの間で水が取れて共有結合すること。 | |
| 加水分解 | 水が加わってポリマーが分解されること。 | |
| アミノ基 | 水素原子2個、窒素原子1個からなる(H2N) | |
| カルボキシル基 | 炭素原子1個、酸素原子1個、酸素原子1個、水素原子1個からなる(COOH) | |
| 側鎖 | 全部で20種類。アミノ酸は20種類(P35図2-9) | |
| ペプチド結合 | アミノ基とカルボキシル基が脱水縮合すること。 | |
| ペプチド | 隣り合ったアミノ酸が次々とペプチド結合して鎖状に繋がったもの | |
| 残基 | ペプチドに組み込まれたアミノ酸 | |
| ジペプチド | ペプチドに組み込まれたアミノ酸の残基が2個のもの。 | |
| トリペプチド | ペプチドに組み込まれたアミノ酸の残基が3個のもの。 | |
| テトラペプチド | ペプチドに組み込まれたアミノ酸の残基が4個のもの。 | |
| オリゴペプチド | ペプチドに組み込まれたアミノ酸の残基が10個以下のもの。 | |
| ポリペプチド | ペプチドに組み込まれたアミノ酸の残基が多数つながったもの。 | |
| タンパク質 | 50個以上つながった長いペプチド | |
| 一次構造 | アミノ酸のならびを一列に表現した物 | |
| 二次構造 | αヘリックスやβシート | |
| 三次構造 | αヘリックスやβシート、それをつなぐ無定形の部分を合わせた立体的構造 | |
| 四次構造 | 非共有結合によってつくられる複数の三次構造の集合体 | |
| αヘリックス | 一次構造が複雑になり螺旋状になったもの | |
| βシート | 一次構造が複雑になりシート状になったもの | |
| サブユニット | 四次構造においてそれを作る個々のポリペプチド鎖(三次構造)のこと | |
| 核酸 | ヌクレオチドをモノマーとするポリマー。 | |
| ヌクレオチド | 五炭糖、リン酸、核酸塩基でできている。 | |
| 五炭糖 | 炭素原子Cが5個ある糖のこと。リボースやデオキシリボースがある。 | |
| DNA | デオキシリボース、リン酸、核酸塩基から構成されデオキシリボースの部分から核酸塩基が飛び出した形をしている。生体では二本鎖で存在し、螺旋構造(二重螺旋構造)構造上の法則でDNAが二本鎖になる場合、核酸塩基同士が水素結合しAとT、GとCと組み合わせて作る。 | |
| 核酸塩基 | アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)の四種類。それぞれ略称でA,G,C,Tと記される。 | |
| ヒストン | ||
| 染色体 | ヒストンに二重螺旋構造のタンパク質に巻き付き束となったもの | |
| mRNA(メッセンジャーRNA) | DNAがタンパク質を合成する際に二本鎖が一本鎖になり露出したAT、GCを作っていない郭さんエンキとRNAが結合して作られる。3つの塩基で1つのアミノ酸をつくりペプチド結合することでタンパク質が作られる。 | |
| スプライシング | タンパク質を合成するための情報を保有しない部分を取り除く。 | |
| 転写 | DNAからmRNAが作られる過程 | |
| 翻訳 | mRNAからタンパク質が作られる過程 | |
| 糖質 | 単糖をモノマーとした生体物質、いずれも六単糖(炭素元素Cが6個)。生体のエネルギーとなるもの。 | |
| 単糖類 | グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトース | |
| 二糖類 | スクロース(ショ糖)、ラクトース(乳糖)、マルトース(麦芽糖) | |
| 多糖類 | でんぷん(ブドウ糖の多数結合)、グリコーゲン | |
| オリゴ糖 | 少数の担当が縮合したもの | |
| 炭水化物 | 糖質と食物繊維が合わさったもの | |
| 伝導 | 神経伝達物質によって伝わった情報が神経細胞内で活動電位となり伝わること。 | |
| 静止膜電位 | 非興奮時の神経細胞の細胞膜が内外のイオン濃度の差によって約-70mVに分極して安定した状態。 | |
| 興奮性シナプス後電位 | excitatory postsynaptic potential(EPSP) | シナプスに存在する興奮性の受容体に神経伝達物質が作用すると静止膜電位がプラスになり生じる電位。電位変化は細胞膜を伝わり細胞体全体に広がり、軸索の起始部である軸索小丘にあるスパイク発火帯に到達する |
| スパイク発火帯 | 軸索の起始部、軸索小丘にある。電位依存性ナトリウムイオンチャネルがあり、伝わってきた電位変化が閾値を超えた場合にNA+チャネルが開口する。また、電位依存性カリウムイオンチャネルがある。 | |
| 脱分極 | 細胞外のNa+濃度は、細胞内より約10倍高く、Na+チャネルが開口するとNa+の急激な流入によって電位がマイナスから解消に向かい活動電位が生じること。 | |
| 再分極 | K+チャネルがNa+チャネルより遅れて開口し、さらにNa+チャネルよりも後に不活性化するため細胞内に高濃度にあるK+の流出により再び極性が生まれ、活動電位が終息すること。 | |
| 全か無かの法則 | 神経細胞が脱分極、再分極、過分極によって興奮するかしないかのデジタル処理を行う法則性 | |
| シュワン細胞 | 図衣裳を形成している。軸索に巻き付いて髄鞘という構造体を成す。 | |
| オリゴデンドロサイト | グリア細胞。髄鞘(ずいしょう)を形成している。軸索に巻き付いて髄鞘という構造体を成す。 | |
| 髄鞘 | 長さ80μm~1mm。長い軸索には複数の髄鞘が巻き付いている。 | |
| ランビエ絞輪(こうりん) | 髄鞘間の継ぎ目 | |
| 跳躍伝導 | 興奮膜の伝導は隣接する膜の電位変化による連鎖反応で、伝導速度は速くないが興奮が絶縁性の高い髄鞘に達すると逃げ場を失った局所電流が一気にランビエ絞輪に流れるためランビエ絞輪において活動電位を引き起こし、結果として伝導速度が速くなること。跳躍伝導を繰り返して髄鞘が軸索に巻き付いた神経細胞は非常に速い速度で情報を伝える。 | |
| 不応期 | 脱分極中が次に続く閾値以上の活動電位の刺激に対して応答しない時期 | |
| 相対不応期 | 不応期の内強い刺激が来れば活動電位が生じる時期 | |
| 絶対不応期 | 不応期の内強い刺激が来ても活動電位が生じない時期 | |
| シナプス | 神経終末は神経伝達物質を包み込んだ小胞を多く含んでいてほかの神経細胞に隣接している部分の構造。電位が終末まで伝わってくるとシナプス小胞の膜が細胞膜に融合し、小胞内の神経伝達物質がシナプス間隔に分泌される。 | |
| 大脳 | 大脳皮質、新皮質、溝、回、大脳縦列、外側溝(シルビウス溝)、中心溝、前頭葉、頭頂葉、後頭葉、側頭葉 | |
| 大脳辺縁系 | 海馬、偏桃体、帯状回、脳弓、中隔、乳頭体 | |
| 大脳基底核 | 線条体(尾状核、被殻)、淡蒼球 | |
| 間脳 | 視床、視床下部 | |
| 脳幹 | 中脳(上丘、下丘)、橋(起始核)、延髄 | |
| 視床 | 視覚、聴覚、体性感覚を中継して大脳新皮質に情報を送る。 | |
| 視床下部 | 体液情報をモニターして、自立神経系や内分泌系を統括する。神経系と内分泌系を統合する自立神経系の高次中枢。また、下垂体を制御してホルモンの分泌を調節する(内分泌調節の中枢) | |
| 下垂体 | 腺性下垂体(前葉、中葉)、神経性下垂体(後葉) | |
| 上丘 | 視覚系の中継核 | |
| 下丘 | 聴覚系の中継核 | |
| 起始核 | 神経細胞の集まり | |
| 延髄 | 嘔吐、嚥下、唾液分泌、呼吸制御など生命に重要な機能を担っている。延髄の担う機能を植物機能と呼び、機能が失われた状態を植物状態と呼ぶ。 | |
| 小脳 | 脳幹背側部にある。層構造を持つ小脳皮質からなる。運動や姿勢の調節、高次脳機能にも関わることが示唆(しさ)されている。 | |
| 脊髄 | 知覚、運動を担う体制神経が出ている。運動反射などを制御している。 | |
| 脳の機能局在 | 感覚機関を通じて環境から情報を得る際に視床を介して大脳新皮質の異なる領域に入力されて処理されること。 | |
| 一次感覚野 | 視床からの感覚情報を直接受け取る領域 | |
| 体性感覚野 | 体性感覚の一次感覚野で中心溝のすぐ後ろの中心後回と呼ばれる場所のこと。 | |
| 一次視覚野(有線野) | 左右の眼球からの情報が最終的に大脳皮質に到達し、一つの表象に統合される場所。 | |
| 一時聴覚野 | 視床の内側膝状体(ないそくしつじょうたい)、シルビウス溝下回のこと。 | |
| 言語野 | 脳の左半球に局在している。 | |
| 拮抗支配 | 交感神経と副交感神経の特徴。交感神経が促進するものを副交感神経は抑制し、反対に、交感神経が抑制するものを副交感神経が促進すること。 | |
| 交感神経 |
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| 副交感神経 |
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| 闘争-逃走反応 | fight-or-flight response | アドレナリンが肝臓に蓄えられたエネルギーを血液中に放出し、脅威的な状況に立ち向かうか、その状況から逃げ去るかという身体的状態を生み出すこと。アドレナリンはその状態のときに消費されるエネルギー源を確保する。 |
| 外分泌 | 分泌物を、導管を介して皮膚の外や消化管の中に分泌することで汗、母乳、消化液などがある。 | |
| 内分泌 | 分泌物を、導管を介さず分泌腺(分泌細胞)から放出する。 | |
| ホルモン | 細胞が産生し、血中に放出して遠隔の細胞に信号を送る物質のこと。 | |
| 内分泌系 | ホルモンを介した情報伝達システム。 | |
| 内分泌腺 | ホルモンを産生する細胞を持つ器官 | |
| 標的器官 | ホルモン受容体を持つ器官 | |
| 神経内分泌細胞 | 視床下部に分布する。ホルモンを産生する神経細胞。二種類の様式で下垂体からのホルモン分泌にかかわる。
副腎皮質、性腺、甲状腺から分泌されたホルモンは視床下部や下垂体に作用しホルモン分泌を抑制する。(ネガティブ・フィードバック) | |
| 化学構造による神経伝達物質の分類 |
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| 分泌調整機構の様式 |
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| ネガティブ・フィードバック | あるホルモンが過剰になると、視床下部又は下垂体前葉に作用し、放出ホルモンや刺激ホルモンの分泌を抑制すること | |
| ポジティブ・フィードバック | エストロゲンによる黄体形成ホルモンの大量分泌は内分泌の調節システムのなかで例外的。エストロゲンは視床下部又は下垂体前葉に作用し、放出ホルモンや刺激ホルモンの分泌を促進する。 | |
| 結合親和性 | 標的細胞の受容体の数や活性の変化が身体の各部位ごとに異なりそれによって標的器官が決められている。受容体数やホルモンと受容体の結合の強さのこと。 | |
| ダウンレギュレーション | 結合親和性の低下による調節 | |
| アップレギュレーション | 結合親和性の上昇による調節 | |
| 成長ホルモン |
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| プロラクチン |
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| 甲状腺刺激ホルモン |
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| 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH) |
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| ゴナドトロピン |
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| オキシトシン |
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| バソプレッシン |
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| 甲状腺 | 成人の甲状腺は約20gで前頸部(ぜんけいぶ)に位置し、左右の葉とそれらをつなぐ峡部から作られている。甲状腺は多数の濾胞の集まりで濾胞は胞腔とから作られている。濾胞の内部はと呼ばれる液体で満たされていて、その液体の大部分はと呼ばれる糖タンパク質からできている。甲状腺は甲状腺ホルモンとカルシトニンと呼ばれる二種類のホルモンを分泌する。 | |
| 副甲状腺(上皮小体) | 甲状腺の背側に左右に2つずつあり、と呼ばれるホルモンを分泌する。 | |
| 甲状腺ホルモン |
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| カルシトニン |
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| パラトルモン |
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| 副腎 | 腎臓上部にある三角錐状の器官。皮質と髄質にわかれ、発生学的に由来が異なり、機能もことなる。
それぞれの層から分泌されるホルモンはコルチコイドまたはコルチコステロイドと総称され、コレステロールから作られている。 | |
| 電解質コルチコイド |
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| 糖質コルチコイド |
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| アドレナリン・ノルアドレナリン |
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| 膵臓 | 消化管に付属する線で、膵液を分泌する外分泌腺の組織と、ホルモンを分泌する内分泌腺の組織から作られている。内分泌腺の組織はランゲルハンス島と呼ばれる100万~200万個の細胞群から構成されており、人では膵臓全体の約1~2%をしめ少なくとも、四種類のペプチドホルモンを分泌している。
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| インスリン |
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| グルカゴン |
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| ソマトスタチン |
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| 精巣 | 男性の股間の陰嚢(いんのう)の内部にある卵形をした臓器で左右に一つずつあり、睾丸とも呼ばれる。ライディヒ細胞でアンドロゲン、精原細胞から始まる精子形成細胞で精子が作られる。 | |
| アンドロゲン |
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| 卵巣 | 女性生殖器の一つで、卵子を作り出す器官。 | |
| エストロゲン |
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| プロゲステロン |
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| 眼球 | 直径24mmほどの球形で3つの膜から構成される。
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| 角膜 | 強膜から続く、眼球の再表面にある組織で、直径が約12mm、厚さが約0.8mm。光を屈折して眼内に送る役割がある。表面に涙液、角膜と水晶体の間の前胞(前眼胞)と虹彩と水晶体の間の後胞(後眼胞)には胞水(眼胞水)という液体が存在する。 | |
| 涙液 |
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| 胞水 |
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| 緑内障 | 眼圧が高くなって視野が狭くなる病気。眼圧が上昇する原因によっていくつか種類がある。
緑内障を感知させることはできない。これ以上視野が狭くならないように眼圧を下げることが基本の治療となる。 | |
| 強膜 | 結合組織に富んでいて、白く不透明。眼球の保護、形態保持の役割を担っている。強膜の前部は眼瞼(がんけん)の内側に続く結膜で覆われている。ここに炎症が起こる症状が結膜炎。 | |
| 虹彩 | 目の中に入る光の量を調節する組織。二種類の平滑筋から作られている。一つは副交感神経の支配を受ける瞳孔括約筋、もう一つは交感神経で支配されている瞳孔拡大筋 | |
| 瞳孔 | 虹彩の光が投下する中央部。明るい光が入ると縮小し、暗いところでは拡大する。 | |
| 毛様体 | 虹彩の付け根に存在する組織。毛様体筋と呼ばれる平滑筋が、毛様小帯(チン小帯)を介して水晶体とつながっており、水晶体の厚みを調節している。遠近の焦点を合わせる。 | |
| 水晶体 | 遠くを見る時は毛様体筋が弛緩(しかん)して薄くなり、近くをみる時は毛様体筋が緊張して厚くなる。 | |
| 近視 | 毛様体筋の緊張が解けずに遠くが見づらくなる状態。 | |
| 老眼 | 毛様体筋が緊張しづらくなり、近くが見づらくなる状態 | |
| 水晶体 | 直径9mm、厚さ5mmほどの透明組織。毛様体から伸びた毛様小帯に繋がっている。表面は水晶体嚢胞と呼ばれる膜で覆われていて内側に血管はない。水晶体固有のタンパク質であるクリスタリンが高濃度に含まれている。 | |
| 白内障 | 水晶体が白く濁る病気。水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下することで起こる。クリスタリンは本来は非常に小さく水晶体の働きを邪魔しないがクリスタリンを構成するアミノ酸が様々な要因でストレスを受けることによって異常なサイズの塊へと成長してしまう。クリスタリンのサイズの変化は様々な原因により、それに応じて白内障の種類がある。
白内障は症状が進行しても手遅れということにはならない。治療は初期の段階ではピレノキシン製剤やグルタチオン製剤による点眼治療が基本。これはあくまで進行を抑える目的であり、進行した場合は外科的手術が行われる。現在では超音波乳化吸引術(濁った水晶体を超音波で粉砕して取り除き代わりに人工水晶体である眼内レンズを挿入する。)が一般的。 | |
| 硝子体 | 99%異常が水分で、コラーゲンとヒアルロン酸を主成分とする透明なゲル状の組織。眼球の内腔を満たし眼球の形状を保持する役割も果たす。 | |
| 暗所視 | 桿体が主に働いているときの視覚。一種類の視物質が機能するため色を感じることができない。 | |
| 桿体 | 光受容タンパク質(視物質)であるロドプシンを発現している。これは500nmの光を最もよく吸収するタンパク質。 | |
| 錐体 | 明るいところで物を見る際に働く。複数種類あり異なる波長の光を吸収する視物質が発現している。人では三種類の錐体が存在。 | |
| 明所視 | 錐体が働いているときの視覚。三種類の錐体を使って色を見ることができる。 | |
| 三量体GTP結合タンパク質 | 三量体とは3つのタンパク質の複合体という意味で、それにGTPが結合している。GTPはATPのアデノシンがグアノシンになった分子で細胞内の情報伝達やタンパク質の機能の調節に用いられる。 | |
| トランスデューシン(Gt) | 三量体GTP結合タンパク質の一種。光によって活性化された視物質を活性化する。他の三量体GTP結合タンパク質と同様に、不活性時には三量体(Gtαβγ)の構造を取る。Gtα、Gtβ、Gtγの三つのタンパク質をサブユニットとしている。αサブユニット(Gtα)にはGDP/GTP結合部位が存在し、非活性型の時にはGDPが結合しているが、活性化されるとGDPがGTPに換わる。GDPはグアノシンにリン酸が2つついたものでもう一つリン酸が付くとGTPになる。活性化したGtはαサブユニット(Gtα)とβγサブユニット(Gtβγ)に別れ、このうちGtαが別のタンパク質であるcGMPホスホジエステラーゼを活性化する。 | |
| cGMPホスホジエステラーゼ | cyclic GMp(cGMP)を5'-GMPに加水分解する酵素。この酵素が活性化されることにより、細胞内のcGMP濃度が減少する。視細胞の細胞膜にはcGMP依存性チャネルが存在し、光刺激によって視細胞内のcGMP濃度が減少すると、cGMP依存性チャネルからcGMPが解離する反応が進む。この反応が進むと閉鎖するチャネルの割合が増え、cGMP依存性チャネルを通って細胞に流入するNa+、Ca2+の量が減少する。この一連の反応の結果、細胞は光刺激を受ける前と比べて過分極する。視細胞は光を受容していないときには軽く脱分極している。 | |
| 光反応 | 視細胞は神経伝達物質であるグルタミン酸をシナプスに放出し続ける状態にある。一方光を受容したときには過分極し、暗い時よりグルタミン酸の放出速度が減少する。視細胞が受容した光の強度はシナプスへのグルタミン酸の放出速度としてコード化され、信号として神経系に送られる。 | |
| 双極細胞 | 一方で視細胞とシナプスを形成、もう一方で神経節細胞の樹状突起、又は細胞体とシナプスを作る。 | |
| 水平細胞 | 双極細胞がある層の横の連絡を担っている。 | |
| アマクリン細胞 | 双極細胞がある層の横の連絡を担っている。 | |
| 神経節細胞 | 大型の樹状突起で双極細胞とシナプスを作る一方で、軸索は視神経乳頭に向かい、視神経となる。 | |
| 受容野 | 感覚処理に係る各細胞が、感覚器官を通じある刺激に対して反応することのできる、その器官上での範囲。位置や大きさ、形や内部構造は細胞によって異なる。視覚の場合、外界の光を桿体、錐体が受け取り、いずれの受容野もおおむね円状でサイズは非常に小さい。視細胞、双極細胞、神経節細胞、外側膝状体の順に信号が伝わる。外側膝状体には明るい光に興奮応答するON中心型の受容体と、暗い光に興奮応答するOFF中心型の受容体の2種類が存在する。ON中心型の受容体は周辺部に明るい光、OFF中心型の受容野は周辺部に暗い光を受けたときに抑制の反応を示す。このことからこの受容体はと呼ばれる。 | |
| 線分に反応する神経細胞3つの分類 ヒューベルとウィーゼル |
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| 一次視覚野(V1) | 後頭葉にある大脳皮質の視覚野。後頭葉にある。 | |
| 二次視覚野(V2) | 高次視覚野は後頭葉よりも前の領域にも広がっている。網膜上での位置に対応した規則的なマップは次第に不明瞭となり、帰納的な相違からさらに複数の領域に分類されていくことが示されている。処理レベルが相対的に下位の視覚野と上位の視覚野の間には双方向の連絡があり、連絡様式は規則性がある。各個体がおかれた条件に応じて与えられた視覚情報を加工する。 | |
| 三次視覚野(V3) | 高次視覚野は後頭葉よりも前の領域にも広がっている。網膜上での位置に対応した規則的なマップは次第に不明瞭となり、帰納的な相違からさらに複数の領域に分類されていくことが示されている。処理レベルが相対的に下位の視覚野と上位の視覚野の間には双方向の連絡があり、連絡様式は規則性がある。各個体がおかれた条件に応じて与えられた視覚情報を加工する。 | |
| V3A野 | 高次視覚野は後頭葉よりも前の領域にも広がっている。網膜上での位置に対応した規則的なマップは次第に不明瞭となり、帰納的な相違からさらに複数の領域に分類されていくことが示されている。処理レベルが相対的に下位の視覚野と上位の視覚野の間には双方向の連絡があり、連絡様式は規則性がある。各個体がおかれた条件に応じて与えられた視覚情報を加工する。 | |
| 四時視覚野(V4) | 高次視覚野は後頭葉よりも前の領域にも広がっている。網膜上での位置に対応した規則的なマップは次第に不明瞭となり、帰納的な相違からさらに複数の領域に分類されていくことが示されている。処理レベルが相対的に下位の視覚野と上位の視覚野の間には双方向の連絡があり、連絡様式は規則性がある。各個体がおかれた条件に応じて与えられた視覚情報を加工する。 | |
| 五次視覚野(V5) | 高次視覚野は後頭葉よりも前の領域にも広がっている。網膜上での位置に対応した規則的なマップは次第に不明瞭となり、帰納的な相違からさらに複数の領域に分類されていくことが示されている。処理レベルが相対的に下位の視覚野と上位の視覚野の間には双方向の連絡があり、連絡様式は規則性がある。各個体がおかれた条件に応じて与えられた視覚情報を加工する。 | |
| 図地反転図形 | 図地反転図形を見る際の視覚野の神経細胞の応答を調べるとV1ですでに細胞の応答に変化が見られ、V4では変化が著明にみられV4の神経細胞の受容野の中に2つの図形が存在する時、その一つの図に注目すると、他の1つがあたかも存在しないような反応を示す。この変化は受容野の中に注目する図形と無視する図形の両方が存在する時に著明であるが、一方が受容野の外にあるときはそれほど大きくないことが分かっている。また、錯視にも高次視覚野が関与している。 | |
| 主観的輪郭 | 本来存在しない形があるかのように見える錯視。これを生じさせる神経細胞はV2において見だされており、資格経路における比較的初期の段階で実現されている視覚機能であることが分かっている。 | |
| 背側視覚路 | 物の位置に関する情報を処理する | |
| 腹側視覚路 | 物がなんであるかの情報を処理する | |
| 失明 | 単純に視細胞が欠損することによっておこる。 | |
| 暗点 | V1の障害で両目の対側視野の対応したところに見えない部分を生じる。患者が自分の暗点に視覚刺激を受けた場合に自覚的にはその刺激を意識しないにもかかわらず、反応する能力を盲視と呼ぶ。 | |
| 相貌失認 | 工事視覚野に異常が生じて人の顔を認知することが難しい異常。狭義と広義の相貌失認が先行研究からわかっている。狭義では熟知した人物を相貌によって認知する能力の障害で、広義では、未知の相貌学習・弁別、表情認知、聖別・年齢・人種などの判定、美醜の区別などにいくつか障害がある病態。 | |
| 加齢黄斑変性症 | 加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、見ようと思う箇所がうまく見えなくなる病気。欧米で成人の失明原因第1位、日本では人口の高齢化と生活の欧米化で失明の原因第4位。50歳以上の人の約1%で高齢になるほど多く見られる。 | |
| 人工多能性幹細胞(IPS細胞) | induced Pluripotent Stem cell | 皮膚などの体細胞にごく少数の因子を導入し、培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力と、ほぼ無限に増殖する能力を持つ多能性幹細胞に変化した細胞。 |
| 外耳 |
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| 中耳 |
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| 内耳 |
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| コルチ器 | 音波を受容する器官。蝸牛管に存在する。 | |
| 蝸牛 | 前庭階、鼓室階、蝸牛管の3つの部屋に分かれている。 | |
| 有毛細胞 | 内有毛細胞と外有毛細胞が列をなして配置されて、支持細胞がそれらを支えている。 | |
| 鼓膜の振動 | ツチ骨、キヌタ骨、アブミ骨に伝わり、アブミ骨の振動は前庭窓に伝わり外リンパを振動させる。外リンパの振動は前提階へ伝わり、蝸牛の頂点で鼓室階に移るだけではなく、周波数に依存した位置で、内リンパを振動させる。この時有毛細胞の聴毛が刺激されて有毛細胞が脱分極する。その後有毛細胞の興奮が内耳神経の1つである蝸牛神経を介して延髄の同側の蝸牛神経核に到達する。そして、上オリーブ核で神経細胞を変えて、外側毛帯核を経て中脳の下丘に伝わる。さらに視床の内側膝状体を経由して大脳皮質の聴覚野へと情報が伝わる。ここで初めて聞こえるという感覚が生じる。 | |
| 感音性難聴 | 100dB以上の音に長時間晒されるとコルチ器の有毛細胞が損傷を受けて、聴覚障害を起こす原因の1つになる。 | |
| 外耳炎 | 耳かきのし過ぎなどで外耳道に傷が月、そこへ細菌やウイルスが感染することで起こる。また、化粧品や染髪剤によるアレルギー反応によっておこることもある。 | |
| 中耳炎 | 鼻腔の最近やウイルスが耳管を介して忠治に感染することで起こる。症状としては耳痛、発熱、鼓膜の発赤が見られ、治療が遅れると鼓膜の破損が起きる場合もある。 | |
| 内耳炎 | 中耳炎の原因となる最近やウイルスが内示に到達することで起こる。また、髄膜炎から波及する場合もある。すでに紹介したように、内耳は聴覚だけでなく平衡感覚も担うため、内示円によって難聴やめまい、嘔吐、悪心などが起こることがある。 | |
| メニエール病 |
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| 特殊感覚 | 受容器が特殊化している感覚。平衡感覚のほかに、視覚、聴覚、嗅覚、味覚がある。 | |
| 非特殊感覚 | 触覚、圧覚、温度感覚、皮膚痛覚などの皮膚感覚と、深部痛覚などの深部感覚、さらに内臓痛覚や臓器感覚などの内臓感覚がある。 | |
| 平衡感覚 | 静的平衡と動的平衡があり、静的平衡は静止時に重力に対して頭部の位置を把握するのに関わっている。動的平行は、回転や加速、または減速などに対して体位を保つのに関わっていて、さらにこの平衡感覚の維持には視覚や筋なども重要な役割を果たしている。 | |
| 前庭器官 | 平衡感覚の受容器で卵形嚢、球形嚢、膜半規管をまとめた総称。 | |
| 平衡斑 | 卵形嚢と球形嚢の内面にある平衡感覚の受容器。それぞれ卵形嚢斑、球形嚢斑と呼ばれる。 | |
| クプラ | 半規管の卵形嚢への移行部が少し膨らんでいて、その中にある有毛細胞を包んでいるゼラチン状の物質。リンパ液が流れクプラが動かされると有毛細胞が反応し、神経に信号が伝わる。 | |
| 耳石器 | 耳石器はゼラチン状の膜で包まれ、その上に耳石という炭酸カルシウムの結晶が乗っている。頭が傾くと耳石が動きゼラチン質が変形する。その耳石の動きによるゼラチン質の変形を有毛細胞が感じ取って、神経に平衡感覚の情報を伝える。この平衡感覚の情報は内耳神経の一つである前庭神経に伝達され、前庭神経に伝達された情報は、前庭神経節を介して脳幹の前庭神経核および小脳に伝わる。前庭神経核に伝達された興奮は、脳神経核の外転神経、滑車神経、動眼神経の神経核に伝わり、姿勢の変化に対応した眼球運動を引き起こす。また前庭神経核から脊髄を介して頸部や四肢の筋緊張を調節する。小脳への感覚信号は、前庭神経核および卵形嚢と球形嚢から送られ、姿勢や体を調節し、さらに大脳皮質へと伝わる。 | |
| 嗅上皮 | 嗅覚を司る嗅覚器で鼻腔上部にある。臭細胞、支持細胞、基底細胞があり臭細胞が味覚に関与している。 | |
| 臭細胞 |
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| 支持細胞 |
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| 基底細胞 |
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| 臭腺(ボウマン腺) | 粘膜固有層にある粘液を作って分泌するところ。分泌物は嗅上皮の表面を潤すとともに匂い物質の溶媒として働く。また、におい物質が嗅上皮の表面に停滞しないように洗い流す役割を担っている。 | |
| 臭神経の興奮の伝達 | 臭球の僧帽細胞に伝達され、眼窩前頭皮質(がんかぜんとうひしつ)にある嗅覚野に伝わる。一部は偏桃体や視床下部へ伝わり情動を喚起する。さらに海馬にも伝わり、記憶機能にも影響を与える。嗅覚以外の視覚、聴覚、味覚、触覚は、支障を中継してから大脳皮質に伝わる。睡眠中、師匠の神経連絡は低下しているため、視覚、聴覚、味覚、触覚からの情報は大脳皮質にほとんど伝わらないが、嗅覚だけは視床を経由せずそのまま大脳皮質の嗅覚野に情報が伝わるので、睡眠中も嗅覚は働いていると考えられる。 | |
| 味覚 | 酸味、甘味、塩味、苦味、旨味の五種類。甘味と塩味は舌先、酸味は舌の外側縁、苦味と旨味は舌の後部で感受性が高いと言われている。味蕾の構造に違いがないため、舌の各部位で感じる味に違いがあるのかいまだにわかってない。 | |
| 味蕾 | 味物質が唾液に溶けて刺激される味覚受容器。味覚の一部は大脳辺縁系や視床下部へ伝わるため味覚もまた情動反応や記憶の形成に大きく関与すると言われる。舌乳頭の表面にあり、味細胞、支持細胞基底細胞から作られている。指示細胞は味細胞を囲んでおり、味細胞からは味毛と呼ばれる微絨毛が味孔と呼ばれる味蕾の開口部に伸びている。味細胞と指示細胞は基底細胞から分化して作られ、味細胞の再生は7~10日で行われるとされている。食物が唾液に溶けると味孔を通って味毛に到達する。味細胞には受容体が局在していて、各化学物質はそれぞれに対応する受容体に結合し、味細胞に脱分極を引き起こす。味覚の興奮は下の前方2/3は顔面神経(第Ⅶ脳神経)、後方1/3は舌咽神経(第Ⅸ脳神経)、軟口蓋や咽頭では迷走神経(第Ⅹ脳神経)の求心性感覚神経を経て延髄の孤束核に到達する。その後、支障を介して大脳皮質の味覚野に至り、私たちは味覚を認識する。 | |
| 舌 | 咀嚼、嚥下、発生、味覚に関与する器官 | |
| 舌乳頭 | 舌の上面にある多数の小さな突起。形態から、糸状乳頭、茸状乳頭、葉状乳頭、有郭乳頭の4種類に分類される。 | |
| シェーグレン症候群 | 全身の外分泌腺に慢性的に炎症が起こり、外分泌腺が破壊されてドライアイやドライマウスなどの乾燥症状が出現する病気である。 | |
| 皮膚感覚 | 蝕-圧覚・温覚・冷覚・痛覚があり、皮膚に分布する感覚受容器が刺激されて生じる感覚を指す。筋肉や、腱、間接に分布する感覚受容器が刺激されて生じる深部感覚と合わせて体制感覚と呼ばれる。 | |
| マイスナー小体 |
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| パチニ小体 |
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| メルケル盤 |
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| ルフィーニ小体 |
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| 毛包受容体 |
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| 自由神経終末 |
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| クラウゼ正体 |
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| 触-圧覚 |
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| 温覚・冷覚 |
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| 痛覚 |
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| 皮膚間感覚の伝導路 |
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| 脊髄後索路 | 一部の触-圧覚を伝え、その他に関節、腱、骨膜、骨格筋など深部感覚も伝える。 | |
| 内側毛帯交叉 | 後索路を通る情報は、脊髄後根を経て同側性に後索を上行し、延髄の内側毛帯の手前で交叉して反対側をさらに上行する。この交叉のことを指す。最終的には大脳皮質の感覚野に情報は到達する。この時情報を伝えるのは有髄のAβ神経線維である。 | |
| 痛覚過敏 | 損傷や炎症によって、痛みの刺激に対して通常より過剰にいた意味を感じることを指す。 | |
| アロデニア | 痛みとして感じない触覚刺激を痛みとして感じる症状。片頭痛などで三叉神経が刺激されて、東部の末梢神経が過敏に知覚して頭部アロデニアが起こることがある。 | |
| 関連痛 | 内臓、筋肉、関節等の損傷によって生じ、特に、狭心症や心筋梗塞の間連通は有名。心臓にこのような障害が起こると、離れた頸部や上肢の皮膚に強い痛みを感じることがある。これは、内臓感覚には固定した求心性感覚神経がなく、内臓と皮膚の求心性感覚神経が同じ脊髄のルートで接続していることから起こると考えられている。 | |
| レストレスレッグス症候群 | 蟻が皮膚の上を歩き廻るようなむずむずした感覚に襲われる。脳のドーパミン情報伝達や鉄の代謝異常が原因ではないかと言われている。 | |
| 幻肢痛 | けがや病気で四肢を切断した患者の多くが体験する難治性の疼痛(とうつう)で心身症に該当する。詳しい原因はわかっていないが、脳の体性感覚野にある体の各部位に対応するマップがその部位を失ったことで再構成されることが影響しているという考え方がある。鏡療法、鏡治療、ミラーセラピーなどで痛みが消えたり緩和する。 | |
| 名称 | 英名 | 概要・説明 |
|---|---|---|
| 概念 | concept | 目に見えないが確かにそこにあるはずと思えるもの |
| 定義 | definition | 概念的定義と操作的定義がある。研究で用いる概念を文脈で位置づけるための決まり。 |
| 概念的定義 | conceptual definition | 概念の意味を説明する言葉。 |
| 操作的定義 | operational definition | |
| データ | data | |
| 変数 | variable | |
| 妥当性 | validity | |
| 信頼性 | reliability | |
| 相関 | correlation | 二つの変数にならかの規則的な関係があること。 |
| 因果 | causation | ある変数の変動がきっかけで他の変数が結果tすること。因果関係がある場合には必ず相関関係がある。 |
| 論理的誤謬 | 論証過程に明らかな間違いがあるために、全体として妥当でない論証 | |
| 独立変数 | independent variable | 他に原因を持たず、ある変数の原因となる変数。 |
| 従属変数 | dependent variable | ある変数によって結果する変数 |
| 操作 | manipulation | 独立変数を組織的に変化させること |
| 剰余変数 | extraneous variable | 従属変数に何らかの影響を及ぼすことが想定されるが、操作不可能な範疇の変数 |
| 交絡 | confound | 剰余変数が従属変数に反映され独立変数と剰余変数どちらの効果による結果なのかわからなくなること。 |
| 統制 | control | 比較する軍艦で値に違いがないように調整する。 |
| リサーチ・クエスチョン | RQ:research question | 心理学研究に着手する際は、研究課題に関するより具体的な問い。 |
| 実験法 | ||
| 操作、処置 | manipulation or treatment | 実験者の側で条件を設定して、それが実現できる状況を作り出すこと。これを施すグループを実験群(処置群)、施さないグループを実験群(対照群)という。 |
| 調査法 | ||
| 調査票 | questionnaire | 質問紙 |
| 観察法 | より自然な状況下で対象(人間や動物)を見て、その心の働きを観察する方法。(自然観察法、実験的観察法、参与観察法、非参与観察法、逸話記録法、行動目録法) | |
| 生態学的妥当性 | ecological validity | |
| 面接法 | (構造化面接、非構造化面接、半構造化面接)(臨床的面接、調査的面接) | |
| 共感 | empathy | |
| ラポール | rapport | 親和的関係 |
| 検査法 | ||
| 標準化 | standardization | |
| 介入研究法 | 対象者の支援に寄与する実践となりうることを重視して、心理社会的介入の有効性を検証する研究の総称である。研究デザインがいくつかある。 | |
| 一事例研究法、一事例実験デザイン(シングルケースデザイン) | 介入を行わないベールライン期と介入を行う介入期で反復測定を行う。 | |
| 反転法 | 一事例研究の反復測定を繰り返すこと | |
| 比率尺度 | ratio scale | 重さや時間のように0が何もないことを示す尺度。絶対 |
| 間隔尺度 | interval scale | 0があっても、それがなにもないことを示すわけではない尺度。相対 |
| 順序尺度 | ordinal scale | 対象間の大小関係のみを表現する尺度 |
| 名義尺度 | nominal scale | 対象をいくつかのカテゴリーに分類することを目的とした尺度 |
| ヒストグラム | ||
| 平均値 | average | |
| 中央値 | median | |
| 最頻値 | mode | |
| 標準偏差 | standard deviation | |
| 分散 | variance | |
| 偏差値 | ||
| 標準得点 | ||
| 相関関係 | correlation coefficient | 二つの変数の創刊を数量的に表す統計量 |
| 散布図 | scatter gram | |
| 選抜効果 | データが部分的にしか得られないことが値に影響すること | |
| 母集団 | population | 関心のある対象全体のこと。 |
| 標本 | sample | 母集団のうち扱うことができる範囲 |
| 標本統計量 | 標本から取り出される、標本の特徴を表す統計量。 | |
| 標準誤差 | standard error | 母集団からどういう標本が選ばれるかによって生じる変動の大きさ |
| 統計的仮説検定 | statistical hypothesis test | 標本から得られた相関係数の値が、無相関の母集団からはほとんど得られないような大きなものであるかどうかを確認する。 |
| 帰無仮説 | null hypothesis | |
| 有意確率 | ||
| 対立仮説 | alternative hypothesis | |
| 第1種の過誤 | Type Ⅰ error | 真である帰無仮説を誤って棄却してしまう誤り |
| 第2種の過誤 | Type Ⅱ error | 帰無仮説が偽なのに誤って棄却しない誤り |
| ベイズ統計 | ベイズの定理と呼ばれる逆確率計算法を基礎とする統計。 | |
| 確率変数 | ||
| 剰余変数の統制 | 剰余変数を取り除くまたは剰余変数を一定に保ち独立変数と一緒に変化しないようにすること。剰余変数の統制の統計分析中に行う方法では剰余変数となりうる変数を共変量として測定する。そして重回帰分析や共分散分析などの多変量解析を持っちいて推定、統制する。 | |
| 交絡 | ||
| 交互作用 | interaction | 変数間の関係。ある独立変数が従属変数に与える効果が、別の独立変数によって変化すること。 |
| 実験計画 | 徐与変数が実験結果に与える可能性を最小化し、実験が妥当で安定した結果を生み出す可能性を最大化する。 | |
| 参加者内計画 | within-participants design | カウンターバランスと無作為化がある。 |
| 参加者間計画 | between-participants design | |
| カウンターバランス | counter balancing | 条件の実施順序を参加者毎に変え、順序効果を相殺しようとする手法 |
| 順序効果 | 課題の実施順序による剰余変数のこと | |
| 無作為化 | randomization | あり得る実験条件の実施順序に参加者をランダムに割り当てること |
| 残留効果 | carryover effect | 時間的に前にお行った課題や思考が後に与える影響 |
| マッチング法 | 参加者を独立変数に割り当てる前に、実験で測定する従属変数に関する個体差変数を測定しておくこと。 | |
| 無作為割当法 | ベースライン測定を行わずに、実験に参加した参加者をランダムに独立変数に割り当てること。完全に無作為に配分を行うため特定の個人差変数に限定されず、すべての個体差変数に対して統制を行っていることと同義とみなす。 | |
| 大数の法則 | 回数が少ない実験では偶然の発生率が大きく影響を及ぼすが、回数が多くなるとその影響が薄まること。 | |
| 名称 | 英語名 | 説明 |
|---|---|---|
| 記述統計学 | descriptive statistics | 得たデータを要約するための統計手法 |
| 推測統計学 | inferential statistics | 得たデータから発生源の母集団の性質を推測すること |
| 比例尺度 | ratio scale | 値が0のとき無い事を意味する |
| 間隔尺度 | interval scale | 同水準データで足し引き可能 |
| 量的データ | quantitative data | 比例尺度と間隔尺度のこと |
| 順序尺度 | ordinal scale | 目盛り間の等間隔性が保証されていないデータ |
| 名義尺度 | nominal scale | 名前としてのみ利用し順序に関する情報をもたないデータ |
| 質的データ | qualitative data | 順序尺度と名義尺度 |
| 可視化 | 量的データの可視化、量的データ同士の可視化、量的データと質的データの関係の可視化 | |
| 要約 | 大量のデータを、その全体的特徴を反映する小数値に変換すること、質的データの可視化 | |
| 要約統計量 | summary statistics | 要約された値 |
| 代表値 | representative value | |
| 平均値 | mean | |
| 中央値 | median | |
| 順位 | rank | |
| 四分位数 | quantile | |
| 最頻値 | mode | |
| 外れ値 | outier | |
| 散布度 | measure of dispersion | |
| 分散 | variance | |
| 標準偏差 | standard deviation | |
| 偏差 | deviation | |
| 範囲 | range | |
| 四分位範囲 | interquantile range | |
| 四分位偏差 | quantile deviation | |
| データ | data | 広義には現実に存在するあらゆる資料や記録、調査結果等を符号化した物すべてを指す言葉 |
| 統計量 | statistic | データから計算された数値 |
| 変数 | variable | 値が変化する量 |
| 機械学習 | machine learning | |
| 統計的因果推論 | causal inference in statistics | 因果に統計的に迫るアプローチ |
| 統計モデリング | statistical modeling | モデルがデータをどれほどうまく説明できているかを評価する方法論 |
| 反応時間 | reaction time | 刺激が提示されてから反応するまでの所要時間 |
| リッカード法 | ||
| SD法 | ||
| 度数 | frequency | データの個数 |
| 階級 | class | データを分割する区間 |
| 階級幅 | class width | 各階級の範囲 |
| ヒストグラム | histogram | 量的データの可視化 |
| 散布図 | scatter plot | 量的データ同士の可視化 |
| 折れ線グラフ | line plot | 量的データ同士の可視化 |
| 棒グラフ | bar plot | 量的データと質的データの関係の可視化 |
| ローデータ | もともとのデータ | |
| ヴァイオリンプロット | violin plot | 量的データと質的データの関係の可視化 |
| 度数分布表 | frequency distribution table | 質的データの可視化 |
| クロス集計表 | cross table | 質的データの可視化。総度数周辺度数 |
| 箱髭図 | box-whisker plot | |
| 共分散 | covariance | 各変数の平均からの偏差の積を平均したもの |
| 相関係数 | correlation coefficient | 共分散を標準偏差の積で割ったもの |
| 期待度数 | ||
| Χ2値 | chi-square value | |
| クラメールの連関係数 | ||
| 予測値 | fitted value | |
| 回帰直線 | regression line | |
| 回帰分析 | regression analysis | |
| 切片 | intercept | |
| 回帰係数 | regression coefficient | |
| 予測に用いる変数xを予測変換 | predictor variable | |
| 説明変数 | explanatory variable | |
| 予測される変数yを基準変数 | criterion variable | |
| 目的変数 | object variable | |
| 残差 | residual | |
| 最小2乗法 | Qを最小にするaとbの組を求めることでデータに当てはまる回帰直線が求まる | |
| 因果関係の有無を調べる条件(ジョン・スチュアート・ミル |
| |
| 交絡 | confounding | 変数Yへの影響が、変数Xによるものか、変数Zによるものかがわからないとき |
| 交絡変数(共変量) | (covariate) | 変数Xと変数Yに共通する原因となる変数 |
| 疑似相関 | 見かけ上の相関があるかのように見える現象 | |
| 偏相関係数 | partial correlation coefficients | |
| 因果推論 | causal inference | 反事実モデル |
| 因果効果 | causal effect | |
| 処置効果 | treatment effect | |
| 実験群(処置群) | experimental group(control group) | |
| 統制群(対照群) | control group | |
| 無作為割り当て | random assignment | 統制群と実験群を運で決めること |
| 平均因果効果 | average caousal effect | 集団の因果効果のこと |
| 標準化効果量 | standardized effect size | 標準化された効果についての指標 |
| Cohenのd | 標準化された平均値差 | |
| 確率 | 事象の起こりやすさを、0~1の範囲で表す | |
| 事象 | event | |
| 排反 | 同時に起こりえない事象同士、この場合排反するすべての事象の格率の和は1となる | |
| 経験的確率 | 実際の試行数による確率である値に収束することを言う | |
| 確率変数 | random variable | 確率的に生じる事象に数値を割り当てたもの |
| 確率分布 | probability distribution | 確率変数の実現値それぞれの生じやすさ確率で表したもの。(統計学では、確率変数の実現値を与えると確立を返す関数も指す) |
| 標本サイズ | サンプルサイズ(標本の大きさ)母集団Nの内のn | |
| 単純無作為抽出 | simple random sampling | 母集団のすべての対象が等確率で選ばれるように標本を抽出すること |
| 離散型確率変数 | 飛び飛びの値となるもの | |
| 連続型確率変数 | 連続的な値を取りえるもの(線形代数的) | |
| 母集団分布 | population distribution | 母集団から計算さいた標本抽出の格率分布 |
| 標本平均 | 標本から得たデータから計算された平均 | |
| 母平均 | 母集団の平均値のこと | |
| 標本統計量 | sample statistic | 標本から計算される記述統計量 |
| 母数 | parameter | 母集団の特徴を表す値 |
| 標本分散 | ||
| 母分散 | ||
| 標本統計量の実現値 | 実際に得られた標本から具体的に計算された平均値などの数値 | |
| 復元抽出 | 事象確認後再度元の状態に戻して試行し事象を確認すること | |
| ベルヌイ試行 | ある確率で2つの事象が排反する至高を独立にある回数実行すること | |
| 二項分布 | ベルヌーイ試行時に成功が得られる回数についての確率分布 | |
| 標本抽出分布 | sampling distribution | 標本統計量が確率的に変動することを表した確率分布のこと |
| 確率モデル(統計モデル) | probabilistic model(statistic model) | 標本抽出について既知の格率分布を仮定するモデル |
| 正規分布 | normal distribution | 二つのパラメーターがある(平均パラメーター[期待値]、分散パラメーター) |
| 平均パラメーター | 確率分布の位置(期待値)μ | |
| 分散パラメーター | 確率分布の広がりの大きさσ2 | |
| 期待値 | expected value | 確率分布の平均値のこと。確率変数Xの期待値をE(X)と表わす。 |
| 標準誤差 | standard error | 標本分布の標準偏差のこと、標本平均の散らばりは標本サイズが大きくなるにつれて小さくなる |
| 点推定 | point estimation | 母数を標本から計算された1つの値によって推定すること |
| 区間推定 | interval estimation | 区間によって母数を推定すること |
| 信頼度 | degree of contidence | 区間推定する際に、その範囲に母数が含まれる確率 |
| 信頼区間 | confidence interval | ある信頼度のもとで示される母数が含まれる区間 |