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フランスの神話伝説

概要

シャルルマーニュ皇帝:ライン河畔に居を占めて北欧の蛮族の侵入を圧迫した。皇帝はキリスト教を普及させることに努めた。イルミンザルを滅ぼし異教徒の寺院を破壊した。法王の要求を入れてロムバードを征服。スペインにサラセン人を破る。こうして皇帝はキリスト教のチャンピオンとなった。このため、多くの傑物は皇帝に吸収された。シャルル・マルテルの英雄的事業は皇帝の事業として謳われた。そればかりではなく、無数の伝説が皇帝の周囲に癒着した。十世紀十一世紀には皇帝はフランスにおけるもっとも重要な英雄となった。皇帝の部下には遊侠騎士がいる。

シャルルマーニュの史家アインハルト:パレニースの戦い(777~778)を記録した「Chanson de Roland」

ローランの武功談は諸国に現れた。十四五世紀に至って、散文に変じて「Romans de Chevalerie」の根底をなした。

オジエ、ルノー、ユオン等の伝記は載っていない

目次

  1. 太足のベルト姫の伝説
  2. シャルルマーニュ皇帝とローランの伝説
  3. アミとアミルの伝説
  4. フロールとジャンヌの伝説
  5. エレクとエニードの伝説
  6. エリデュックの話

太足のベルト姫の伝説

名前リスト

重要人物
人物名フランス語表記説明
フランソア・イロン十五世紀の泥棒詩人。
ゴットフロア・ドゥ・イテルブ十二世紀の伝記者
登場人物
リストリスト
ぺパン・ル・ブレフ小男のフランスの王様
ベルトハンガリー生まれの姫。太足と呼ばれ、片方の足の長い跛。
シャルル・マルテルフランス王、ぺパンの父。七世紀から八世紀ごろ治世。
ブンラシュフラアルベルトの母。ギリシアのセザル・ヘラクリウスの娘
フロアル王ストリゴン(ハンガリー)の王様。ベルトの父
吟遊詩人ぺパンにベルトがいることを教えたもの
アキヨン・ドゥ・バイエル公爵
ベルナアル・ドゥ・クレルモン
グリフォン・ドゥ・オートフウイユ
九人の身分重い供人
マルジストベルトの乳母、または女教師
アリストマルジストの娘。ベルトによく似ている。
チベール
モランベルトを遠くの国に連れて行って処刑するために連れて行った3人のうちの一人。
ゴッドフロアベルトを遠くの国に連れて行って処刑するために連れて行った3人のうちの一人。
ベルトランベルトを遠くの国に連れて行って処刑するために連れて行った3人のうちの一人。
マンの森の老人ベルトにシモンの家への道を教えた老人。マンの森に住む。
シモンベルトを助けた。フロリメスという屋敷に住む道路役人。信仰の篤い隣人愛に溢れた人。
コンスタンスシモンの妻
イザベルシモンとコンスタンスの娘
エグラントシモンとコンスタンスの娘
フウドリペパン王とアリストの子供弟
レンフロアペパン王とアリストの子供兄
地名・道具・動物
名称フランス語表記説明
ストリゴンハンガリーの都
金の指輪ベルトが母に渡した指輪
マンの森ベルトがモランに逃がされた森。
フロリメスマンの森にある屋敷。
ブウイユ
カラブル
シシリ
モンマルトル

詩等

古の美妃(びき)を偲ぶ歌

太足(Grand pied)のベルト姫、ビエトリ、アリス
.........................................
いと尊き処女の君よ、いま、いましは何処
されど、昔の雪や何処(いずこ)。
.........................................
十五世紀の泥棒詩人フランソア・イロン

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シャルルマーニュ皇帝とローランの伝説

名前リスト

人物
名称フランス語表記詳細
ローランフランスの典型的英雄、国民に古来より愛されている人物。
シャルルマーニュフランスの大帝。
コルサブリツス
名称フランス語表記詳細
シャルル大帝
マルシル王スペインのサラゴスの城の王様
アポリン邪教徒の神。
ブランカンドラン邪教徒で知恵のあるもの。マルシルに知恵を述べる。
ローラン・ロリイエ・サムソン公爵シャルルマーニュの騎士
アンセイスシャルルマーニュの騎士
ゼオフロア・ダンシュウシャルルマーニュの騎士
ジュランシャルルマーニュの臣
ジュリエシャルルマーニュの臣。アンジュリエ?ボルドー生まれのアスコン士。
アンリーシャルルの甥
アスランガスコーヌの伯爵
チボラレーンス
シロレチボラの従兄弟
オリビエローランの友で、シャルルマーニュの勇士
ガヌロン後に王を裏切る。マルシルの許へ使者として派遣される。
バザンマルシルのもとへ使者として送られたが、アルピリーの山中で首を刎ねられた。
バジルマルシルのもとへ使者として送られたが、アルピリーの山中で首を刎ねられた。
ネエヌシャルル皇帝の配下のうちで上越す者はないと言われた賢明な家来。
ポドワンガヌロンの息子
ギヌメールガヌロンの伯父。
ピナベルガヌロンの友であり家臣。
アルガリフ(マルガニィス)マルシル王の重臣で、伯父。カルタゴとエチオピアの領主。
ジュルファレマルシル王の息子
バルダブロンサラセンの勇士。
クリモラン異教の勇士。
ブラミモンドマルシルの后。
マルデュイマルシルの金蔵係
ネエヌの公爵シャルルマーニュの騎士?
オジエ・ドゥ・ラアヌマルクシャルル王の
ゲラン
ゲリエ
オトン
ベランジエ
アストオル
ゼラアル・ドゥ・ルウシヨン
ゲエリエ富める公爵
ゴオチエ・ドゥ・ラン
デュルパン僧正
アエルロスマルシル王の甥
ファルサロンマルシル王の兄弟、ダタンとアビロンの領主
コルサリス王バルバリヤ生まれ、妖術を心得ている。卑怯な心を微塵も持たない豪勇の士
マルブリシス・ドン・プリガンマルシルの騎士、走るのが早い。
バラゲエル武将、果敢の気に満ちた士
マリヤアススペイン一の狡猾な武士。
チュルジ・ドゥ・トルトローズトルトローズの街の持ち主、伯爵。
エスクルシズ・ドゥ・ヴォルテルヌサラセン人でブルテルヌの養子
エステュルガン邪教徒
エステゥラマリスエステュルガンの友
マルガリス・ドゥ・セビルセビラよりカズマリーヌに至るまでの広い土地を持っている貴族。美男子、女達に恋い慕われている。
バルバリヤの王
セルニュヴル・ドゥ・シニーブル怪力の大男。
魔法使いシゴロレル地獄からジュピターの命を受けてまかり出てきた魔法使い
ランボランガヌロンに接吻し鎧と柘榴石を渡した。
バルダブロンエルサレムを奸計をもって陥れ、ソロモンの殿堂を侵し、聖堂の濠で大長老を殺した。ガヌロンの誓いを受け剣と千の大弓を与えたのも彼
マルキアンマルキュウド王の王子。アフリカ人
グランドワアヌカパドス王のカピュエルの王子。
ベスゴンフランスの料理人
ファルドランドウフィサラセン側の勇姿
ヴボンディジョンとボオムの領主td>
バリガンマホメットの後裔でバビロンの王
エスパヌリスバリガンの重臣
クラソガファンバリガンの使いサラゴスへ行く
クラリアンバリガンの使いサラゴスへ行く
地名・道具・動物
名称フランス語表記詳細
サラゴスの城サラセン
サン・ミセルの祭日
エエクスの都シャルルマーニュの宮殿のあるところ。
シュワティルの王から送られた10頭の白驢馬
コルドルの街
ノープルスペイン領
コンミブルスペイン領
パルテルヌピーススペイン領
バラゲールスペイン領
テュエルスペイン領
シュルグレーガヌロンの愛剣。
タツシュブランガヌロンの愛馬。
アポラン神おそらくアッラーのこと。
テルバガンの神イスラムの神という。
ガルルの街
ロンスヴォフランス軍が滞留していたところ。
デュランダルローランの剣
ベイアンティフローランの愛馬
オートクレールオリビエの愛剣
リレルジュラン伯爵の愛馬
パスセエルジュリエの愛馬
バルマブウシュクランボランの愛馬。燕や隼よりも早い。
アビスムの楯メタスの酒盛りで、悪魔がガラフと呼ばれた王子に与え、ガラフガアビスムに与えた物。黄玉、碧玉、柘榴石、金銀で飾った盾。
ブロサイユの名馬アビスムがデンマルクの王を打ち取って手に入れた馬。
グラミモンバルダブロンの駿馬
リウペルデュウマルキアンの愛馬
マルモアールグランドワアヌの愛馬
アルマステュルパンの愛剣
ゲニヨンマルシルの愛馬

詩等

ローランの歌

フランスの国民的叙事詩

シャルルマーニュの見た夢

王はスイスの街にいて、拳にはトネリコの槍を構えていたが、横からガヌロンが飛び出し、槍を摑むなり奪い取ろうとした。勢いがすさまじく槍の楔が天に向かって抜けて飛び散ったほどだった。
あまりのことにシャルル王ははっとする瞬間に眼が覚めたが、そのまま気にも留めず眠った。
するとまた、再び他の夢が浮かび出た。今度はシャルル王はフランスに帰って、エエクスの都の自分の宮殿の礼拝堂の中にいるのだった。するとどこともなく一頭の獰猛な熊が現れて、あっという間に王の右手に深く噛みつき、同時にアルデンの方から一匹の豹が現れてうなり声をあげて、王の体めがけて飛びかかった。
その時礼拝堂の奥手から急に一匹の兎犬が飛び出して王の危うきを見ると、疾風のように熊の右の耳を咬み切り、豹に向かって雄々しくも闘いを挑んた。手を束ねて王の周囲を取巻いていたフランクの兵どもは、兎犬と豹の戦いがどちらの勝利となるか手に汗を握って眺めていた。
しかし、シャルル王は陣営の奥深く、闇の底で眠っているのだった。

闘いの相手

ローラン VS アエルロス
オリビエ VS ファルサロン
僧正テュルパン VS コルサブリツス
ジュラン VS マルプリシス・ド・グリガル
ジュリエ VS グラゲール
サムソン公爵 VS マリアーヌ
アンセイス VS テュルジ・ド・トルトロージ
アンジュリエ VS エスクルミーズ・ドゥ・グルテルヌ
オトン VS エストルガン
ベランジェ VS アストラマジン
オリビエ VS マルガリス (保留)
ローラン VS セルニュブル
オリビエ VS マロン
オリビエ VS テュルズ エステュルゴス
オリビエ VS ジステン・ドゥ・バルフエル
ジュラン伯爵 VS ジュリエ VS キモゼル
僧正テュルパン VS 魔法使いシゴロレル
僧正テュルパン VS アビスム
アンジュリエ VS 〇ランボラン
オリビエ VS ランボラン
オリビエ VS アルファイアン、エスカバビ、他7人のアラビア人
サムソン公爵 VS 〇バルダブロン
アンサイス伯爵 VS 〇マルキアン
僧正テュルパン VS マルキアン
ジュラン、ジュリエ、ベランジエ、ギ・ドゥ・サンタントワアヌ、オーストルジュ公爵 VS 〇グランドワアヌ
ローラン VS グランドワアヌ
ローラン VS ファルドランドウフィ
ヴボン VS 〇マルシル
イヴォン、イヴォワル、ゼラール・ドゥ・ルーシオン VS 〇マルシル
ローラン VS マルシル(右手損傷)
ローラン VS ジュルファル
オリビエ(死す) VS マルガニィス

フランスとバビロンの戦い

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アミとアミルの伝説

名前リスト

人名リスト
名称説明
アミ癩病に
アミルオオベルヌ伯爵の息子
ゴンボウ伯爵アミの敵、サン・クルーの森に閉じ込められる。
アルドレ伯爵アミルの立場をねたんでいる。
リュビアスアミの妻。後にアミが癩病に罹ったときに裏切る。
ベリザンドアミルの妻。
ヘンリ
オラタスアミの召使い

ラファエルの言葉

ラファエル「アミよ、そなたは眠っているのか」
アミ「いや、私はまだ眠ってはいない」
ラファエル「そなたはよくも答えた。お前は天国に入るにふさわしい人間だ。お前の忍耐はヨブにも例えることが出来る。わたしは天に在す御主の君の使いラファエルである。私はお前の病気の治る方法を教えに来たのだ。神様はお前の祈りを聞き召されったのだ。お前はアミルに向かって言うがよい。アミルの二人の子供を殺して、その血の中で沐浴するならばお前の病気は治るであろう」
アミ「いやいや、それはなりませぬ。私の病気の故に友達を人殺しとすることはできませぬ」
ラファエル「いや、人殺しとなるも止むを得ない」

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フロールとジャンヌの伝説

名前リスト

人名リスト
名称説明
フロールオーセの王様。立派な騎士で、尊い血筋の貴族。
ロベールジャンヌの父の別当。ジャンヌと結婚するがラウルの奸計で欺かれる。
ラウルロベールを欺いた者。
ジャンヌ夫であるロベールがラウルに奸計を企まれ、家出したところジャンと名乗って別当となり付いていく。ロベールの死後フロールと結婚する。
イエルサンジャンヌの侍女
フロランジャンヌとフロールの息子
フロリジャンヌとフロールの娘
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エレクとエニードの伝説

人名リスト

人名説明
オヴィディウス「メタモルホオジス」芸術的にギリシャ神話を完成させた。
クレチアン・ドゥ・トロア12世紀の詩人。エレクとエニードを書いた。この伝説ができたのは6,7世紀。

登場人物

名称説明
アルチュウル王カラジガンの城館に住む。王様。タンデゥラゴンの息子
ゴーエンアルチュウルの廷臣。円卓の騎士の一人。
エレクアルチュウル王の円卓の騎士の一人。ラック王の王子。
ジュニエーヴルアルチュウルの王女。
イデルニュット王の子息
クウアルチュウルの執事
カドヴラン王
ジルフレエ
アモオガン
エニードエレクの妻
イデルニュット王の倅。ラリュウの街で隼をめぐってエレクと戦う。
ランスロウデュラック円卓の騎士の一人。
ゴルヌマンドゥゴオル円卓の騎士の一人。
ボオクアル円卓の騎士の一人。
レエアルデイ円卓の騎士の一人。
マリヤンドゥリッチ円卓の騎士の一人。
モオデュイ円卓の騎士の一人。
ドディネル円卓の騎士の一人。
ガンドゥリユウ円卓の騎士の一人。
イブン・エリユリアンの王子
イワンアヴゥトウル
イワンロエネル
ガロエン伯爵エニードを説きたてて、エレクに倒される
ギヴレー小男でアイルランドの王。後にエレクと共に旅する
グレンガレーゴーエンの愛馬
カドックタブリオルの騎士。エレクが二人の巨人から助ける。
リモールの伯爵エレクが倒れた所でエニードを説きたてる。生き返ったエレクに殺される。
エブラン王ブランディガンの城主。快楽御殿を持つ。
マボナグラン快楽御殿に住まう騎士。
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エリデュックの話

登場人物

名称説明
エリデュックブルタス王の臣下。
ギルドリュエックエリデュックの妻。後に出家する。
イワンエリデュックの馭者として一緒にログルの国へ行く。
ギリアルドンログル王の姫君。エリデュックに恋をする。
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